その肆拾肆 ページ46
恐らく今出来る最後の技を我愛羅に撃ち込んだ。
「裏蓮華!!」
その威力は凄まじく見ていた者がよろめくほどに突風が巻き起こった。しかし我愛羅はまだリーに術を使った。そろそろ本気でまずいとAは前のめりになった。が、その必要もなくガイがリーの前に立った。
「なぜ…助ける……！」
「愛すべき俺の大切な部下だ」
我愛羅は睨み付けた。到底理解することが出来ない言葉だったのであろう。
「やめだ……」
「勝者我愛羅！」
勝負はついたのにも関わらずリーはまだ立ち上がりファインティングポーズをとった。
「リーもういい終わったんだ。お前はもう立てる体じゃない…」
Aは目を見開きリーを見つめた。そう、彼はとっくに気を失っていたのだ。それでもなお自分の忍道を証明しようとしていたのだ。
ナルトは下りリーに駆け寄った。何かを言おうとしたが、カカシに止められた。Aもリーのところへ行き、気付いた。骨がボロボロになっていると。救護班の一人がガイに言った。
「こんなことを言いたくは無いんですが…彼は、もう二度と忍びとして生きていくことはできない体です」
その言葉を聞きAは上に戻った。続けて戻ってきたナルトはAに言った。
「A…何とかできねーのか…？」
「無理だ。骨が砕けちまってる。治すにはまずそれを取り除かなきゃなんねぇ。それは出来るがリーにはチャクラがない。岩遁を使って体を開こうにも拒まれる。それに…いや、なんでもない」
岩遁を使うと下手すればリーにも後遺症として岩遁に蝕まれてしまうかもしれない。それだけは避けたかった。顔を曇らせるナルトの頭をくしゃくしゃに撫でた。
「大丈夫、何とかなるさ。リーは強いからな」
最終対戦も直ぐに終わり、突破者は前に集められた。なんの説明もなく、くじを引くように言われた。言われるがまま引くと、そのくじはどうやら戦う相手を決めるくじだった。
「そーいうことかよ！」
引いた全員驚いた。トーナメント表を恐る恐る見ると、何の因果か対戦相手は黒雪カズキだった。横を見ると嬉しそうに笑っている。
「よっしゃあ！勝負だA！ミツハがなんと言おうとズタズタにしてやるからな！」
「はいはい」
適当に返事をすると、丁度真横にいたシカマルに耳打ちされた。
「お前…いつアイツから恨み買ったんだ？」
「知らね〜」
あまりの面倒くささに二人は溜め息をついた。
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Rin´(プロフ) - tukihoさん» ありがとうございます(о´∀`о)part2へ続いていますので、早めに更新出来るよう頑張ります！ (2017年7月8日 15時) (
レス) id: 71af32377f (このIDを非表示/違反報告)
tukiho(プロフ) - Rin´さん» とても上手いと思いますよ!!お話面白いので更新頑張って下さいね!! (2017年7月8日 14時) (レス) id: 296f9ab165 (このIDを非表示/違反報告)
Rin´(プロフ) - tukihoさん» コメントありがとうございます！その通りです！だじゃれです！ (2017年7月8日 14時) (レス) id: 71af32377f (このIDを非表示/違反報告)
tukiho(プロフ) - 夢主君の術って『Rock』と『Lock』をかけてるんですか!? (2017年7月8日 14時) (レス) id: 296f9ab165 (このIDを非表示/違反報告)
Rin´(プロフ) - マヨラーさん» コメントありがとうございます！負けちゃいましたね。次回に期待しましょう( ＾∀＾) (2017年5月25日 23時) (レス) id: 435c1cb043 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rin´ | 作者ホームページ：http://uranai.amanoboru
作成日時：2017年4月15日 14時
