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その拾参 ページ15

ナルトもAにつられるように笑いだした。

「アハハ!だれだ一番ちっこいアホ面って……」

そう言いながらキョロキョロと辺りを見回したが、ナルトより小さい忍者などここにはいない。そこでようやく自分に向けられて言われたのだと気付いた。

「ぶっ殺す!!!」

Aはジタバタと腹を抱え笑い転げている。ナルトはカカシに止められている。この依頼人の名はタズナ。自称橋作りの超名人らしい。今回の任務はとある国に行き橋を完成させるまでの間命を懸けて護衛するというものだ。

こうして第七班は火の国を出て波の国へ向かうことになった。ずっと言い争っているナルトとタズナにAは笑いっぱなしだった。水溜まりを器用に避けつつ後を追いかけた。

次の瞬間、水溜まりから現れた敵にカカシが背後を取られ見るも無惨な姿に切り刻まれてしまった。サクラは思わず悲鳴をあげた。

「二匹目」

そう言い残し次はAの前に現れた。それと同時に敵はナルトに向かってクナイを投げた。ナルトは避けきれず手に傷をおってしまった。Aは全く慌てることなく敵の攻撃を避け、回し蹴りを食らわした。すぐ体勢を整えた敵はタズナに向かって走り出した。タズナを守るべくサクラとサスケが前に出た。しかし敵はカカシに捕まり全員事なきを得た。

「ナルト…すぐに助けてやれなくて悪かったな。お前がここまで動けないと思わなかったからな。とりあえずAとサスケよくやった。あとサクラもな」

敵は何者かに雇われたらしい。カカシ曰くこの任務はCランクどころかBランクの任務らしい。確かに誰かから狙われているとは聞いていない。ということは自ずとランクは変わるだろう。

「一旦戻ろう。ナルトの傷を治療しないと…」

カカシがそう言った瞬間ナルトは腕にクナイを突き刺した。驚きナルトを見るとニヤリと笑っていた。

「オッサンは守る。任務続行だ!」

ナルトは自分の傷口をさらにえぐり覚悟を見せた。これでクナイに塗られていたであろう毒は、体外にでたはずだ。

「ナルト景気よく毒血を抜くのはいいが……そのままだと出欠多量で死ぬぞ」

カカシがそう言って微笑むとナルトは暴れだした。手当をしてもらうと任務は続行された。Aからしたら帰りたくて仕方ないが仕事と考えれば多少はやる気がでる。気付かれぬように深く溜め息をついたのだった。

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Rin´(プロフ) - tukihoさん» ありがとうございます(о´∀`о)part2へ続いていますので、早めに更新出来るよう頑張ります! (2017年7月8日 15時) (レス) id: 71af32377f (このIDを非表示/違反報告)
tukiho(プロフ) - Rin´さん» とても上手いと思いますよ!!お話面白いので更新頑張って下さいね!! (2017年7月8日 14時) (レス) id: 296f9ab165 (このIDを非表示/違反報告)
Rin´(プロフ) - tukihoさん» コメントありがとうございます!その通りです!だじゃれです! (2017年7月8日 14時) (レス) id: 71af32377f (このIDを非表示/違反報告)
tukiho(プロフ) - 夢主君の術って『Rock』と『Lock』をかけてるんですか!? (2017年7月8日 14時) (レス) id: 296f9ab165 (このIDを非表示/違反報告)
Rin´(プロフ) - マヨラーさん» コメントありがとうございます!負けちゃいましたね。次回に期待しましょう( ^∀^) (2017年5月25日 23時) (レス) id: 435c1cb043 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rin´ | 作者ホームページ:http://uranai.amanoboru  
作成日時:2017年4月15日 14時

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