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回想✿ ページ3

オベリア帝国



アタナシア姫、5歳。



魔力が暴走して倒れてから48日後、ようやく目覚める。



ル「やっと起きたか。眠れる森の美女にでもなったつもりか?」



ア「Zzz」



ル「おいおい今度は寝たフリか…よ!?」



ゴンッ



ル「いってえな。」



『ルーカス?オベリアの姫様に向かってなんという口の利き方かしら?お目覚めですか姫様。』



ア「あんたが…いやお兄ちゃんとお姉ちゃんが治してくれたの?」



アタナシア姫様…。



まだ5歳なのに凄まじい魔力ね。



『はい、あと一歩遅ければ亡くなっていたかもしれません。』



ル「心臓が破裂してな。」



ア「クロを盗みに来たんじゃなくて?」



クロ…。?



ル「本当に信用ないな。お前のパパがクロを殺すのを俺が止めてやったんだ。俺めっちゃ大変だったんだぜ?食べたいのを必死で我慢したんだ。」



『ニコリ ルーカス、いつ姫様にお会いしたの?』



ル「それは…」



ぎゃあぎゃあ


キィ


フ「姫様!」


ア「パパァーーー!」


パ「他の副作用はないんだろうな?」


ア「パパ!あの人達!」


ゲッ!私も?!


ここはもう……!


ル「『ゴホゴホゴホゴホっ!』」



ア「!?」



フ「どうやら姫様をお助けするために魔力を使い切ってしまったようですね。」



姫様ごめんない。



後日この演技についてはご説明いたします!



ル「恐れ入りますが姫様はまだ全快しておりません。______________________________。ゴホゴホッ!」



フ「また、後日聞かれてはいかがでしょう。魔法使い様たちもお疲れのようですし、」


パ「そうだな。」


『し、失礼致します。ゴホゴホっオベリアに栄光と祝福をっゴホっ。』


パタン



数日後



塔の宮廷魔法使いに昇格……しました。



A・レ・シェルメゾンです。



私たち(ルーカス)は姫様をお助けすべく宮に訪れて無事助けられたのですが……。



どうやら姫様の命の恩人としてルーカスと一緒に宮廷魔法使いになりやした。



大分予想外の展開ですが。



それから姫様のお話相手になり、宮廷魔法使いの仕事もして……数年が経ちました。



もう姫様は14歳。



私たちは姫様と同い年と言う設定なので、私たちも14ってことになります。



そしてもうすぐ姫様のデビュタントがあるのですが…私はもうそろそろ会えなくなりそうです。

関係図→←あれ?



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アイ(プロフ) - すごく面白いです!更新待ってます!頑張って下さい!!!! (2021年5月7日 14時) (レス) id: 2782a43946 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちぇるる | 作成日時:2020年9月9日 22時

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