[ダンボール戦機W]桜LBXは宙を見る (ページ45)

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第43話ページ45

大統領府が関わっている。

その疑惑に驚く中、
パラダイスに関する調査結果が届いた。

『山野博士の指摘通りです。

ブレインジャックされた
コンピューターは、何らかの形で
通信衛星パラダイスに繋がっています。

さらに長官から届いた
パラダイスのデータから
興味深いものを発見しました。

パラダイスは過去の数度
謎のエネルギー反応を記録しています。

そして同時刻にA国と
敵対する国のエネルギープラントが
謎の爆発事故を起こしているのです。』

「爆発事故……
パラダイスからのレーザー兵器による
ピンポイント攻撃か……！」

『つまりパラダイスは
既に宇宙軍事基地として
活用されているという事か……

なんという事だ、すぐに
止めなければならない。』

『しかし、まだパラダイスの
コントロールセンターが
見つかっていません。

現在調査を続けていますが
A国内にもオメガダイン関係施設にも
発見できませんでした。』

そう言うが、
山野博士はフューチャーホープ号というタンカーを調べてとお願いする。

「フューチャーホープ……
って、オメガダイン所有のタンカー。

世間的には通常のタンカーとして
登録されていたような……」

「確かにそうだが、
私の調査では、パラダイスのコントロールセンターはフューチャーホープ号の中にある。」

「！？」

『……わかった。
フューチャーホープ号の所在は
必ず我々NICSが見つけ出す。
君達は1度NICS本部に戻ってきてくれ。』

～NICS本部～

「……我々の調査で
フューチャーホープ号の
位置が特定された。」

画面上に地図が出され、
フューチャーホープ号が出される。

「太平洋上のこのポイントだ。」

「じゃあ、すぐに乗り込もうよ！」

「そう簡単にはいかないさ。
高性能レーダーが装備されていて
近づくものは全て気づかれる。」

「乗り込むのは不可能って事？」

「いや、方法はある。
LBXを使うんだ。

いくら高性能レーダーでも
LBXのような小さな目標は
ノイズとしてとらえられ発見されにくい。」

「まずはLBXで甲板を制圧し
着陸できるようにするんだ。」

「バン、俺も行かせてもらうぜ。
もうディテクターとして行動する理由はないからな。」

「ああ、カズ。
便りにしてるぞ。」

「ヒロ、バン
俺も手伝わせてもらうぜ。
スレイブ・プレイヤーにしてくれた
オメガダインにたっぷりお礼してやる。」

こうしてカズヤとアスカを仲間に加え、
フューチャーホープ号へと向かう。