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重岡side
昼休みはいつも、藤井くんと屋上へ行ってる。
やから今日もお弁当もって行こうとしたけど、
赤「あれ………、ない、」
鞄のなかにいれてたはずのお弁当が無くなってた。
どうしよう、もうすぐ藤井くん来ちゃう、
でもどこを探してもなくて、
立ち上がったとき、誰かに背中を押された。
「あ、お前いたんや」
手に変な感触を感じて
赤「え………」
「あーごめんごめん、これお前のやった？」
中身はこぼれてぐちゃぐちゃになってて
せっかく自分で作ったのに、
藤井くんに褒められたくて毎日練習して、
「お？泣くんちゃう？」
クラスの中心みたいな人たちに囲まれて怖くて
起き上がろうとしても、起き上がれなかった。
こんな姿、藤井くんに見せられへんから。
笑いたければ笑えばいい
僕はそれでも藤井くんが大好きやから。
みんなの笑い声に唇を噛み締めたとき、
赤「……ふ、じい、くん、」
クラスは静まり返って
藤井くんは、無言でお弁当片付けて
「流星もほんとは遊びなんやろ？」
「当たり前やん。こんな奴と本気で付き合う奴いるか？」
なに言われても手を止めなかった。
青「怪我してへん？大丈夫？」
赤「………ごめ、なさい、」
青「ううん、謝ることちゃうから。行こっか？」
どうしてこんなに強いんやろ、
僕の手を握って、立ち上がらせてくれた。
そんな藤井くんの手を強く握って
「つまんね」
クラスの人に肩を押されて倒れそうになったとき、
藤井くんが支えてくれた。
青「こういうの、やめた方がええよ」
力もいれてなかった体は、藤井くんに抱きしめられたまま
青「遊びなんかちゃうで、本気で大毅が好きやから」
行こ、って手握られて教室を出た。
赤「……ごめん、」
黙って歩いてく藤井くんについていく。
本気で好き、
その言葉が嬉しくて
ほんとは不安やったから。
藤井くんは人気者やから、いつか離れていくんやないかって。
赤「………ありがとう、」
無意識に出た言葉、
藤井くんは立ち止まって、振り向いた。
青「やっと、いつもごめんしか言わんからさ」
赤「え………」
青「好きやで、大好きやで、大毅」
ぎゅって抱きしめられたら、僕も藤井くんの背中に手をまわす。
赤「僕も………大好き、」
自信なんてもてないけど、今は藤井くんがそばにいてくれるから。
いつもありがとう、藤井くん。
Fin.
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かみおか ともき - ありがとうございます！！ (2020年3月31日 18時) (
レス) id: 99020b719b (このIDを非表示/違反報告)
・み・(プロフ) - かみおか ともきさん» こちらの作品も読んでくださってありがとうございます！書いてみますね！ (2020年3月31日 17時) (レス) id: 1e2d1ee3b3 (このIDを非表示/違反報告)
かみおか ともき - リクエストです！紫・緑×赤で、しげがメンバーと絡みすぎて、喧嘩して、しげが泣いちゃう話が見たいです！その後に、しげがめっちゃ甘やかされる話が見たいです！これからもがんばってください！ (2020年3月31日 17時) (レス) id: 99020b719b (このIDを非表示/違反報告)
・み・(プロフ) - みっ！さん» わかりました！リクエストありがとうございます！！ (2019年12月9日 16時) (レス) id: 1e2d1ee3b3 (このIDを非表示/違反報告)
みっ！(プロフ) - 楽しく読ませて頂いています！リクで赤さんがJW全員から愛されているという感じのが読みたいです。出来たらで良いのでお願いします！ (2019年12月9日 16時) (レス) id: bbc19fce78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・み・
| 作成日時：2019年11月19日 13時
