いじわる。青×赤 ページ34
重岡side
青「しげ今年もぼっち？」
赤「……うるさ」
俺の隣でバカにしてくるこいつ、流星。
そう、あと少しでクリスマスが来る。
俺は、去年もその前の年も、ずっと一人で過ごしてた。
いわゆる、クリぼっち。
って言っても、幼なじみと過ごしてるんやけど。
赤「神ちゃんいるからぼっちやないし」
学校の帰り道、積もってる雪の上歩きながら
どうせこいつは彼女いるんやろなって。
今年も伝えられなかった。
クリスマスが来るたびに、今年こそは、って意気込むけど
結局怖くて言えない。
嫌われたらどうしよう、って
ありきたりな理由。
青「なぁしげ、」
赤「ん？……うわっ！」
呼ばれて振り向いたのがあかんかった。
顔面に投げられた雪が、少しだけ目に入ってもうた。
つめた。
仕返しに、投げられた雪よりも大きいかたまりをつくって
流星の顔面にぶつける。
青「でかすぎやわ！」
赤「お前が先にやったんやろ」
投げられて、投げ返してを繰り返す。
青春やなぁって。
思えば高校三年間、ずっと流星といたし
入学式のあの日から、流星のことしか考えてなかったし。
今まで彼女作らなかったのも告白断ってきたのも、
全部、流星が好きやから。
雪合戦も飽きて、また歩き始める。
こうやって一緒に帰ったりできるのも、あと少しなんかな。
もし流星に彼女ができたら、
青「あのさ、」
俺はきっと耐えられない。
流星に、好きな人がいるなんて
知りたくもない。
青「俺、今年は好きな人と過ごそうと思ってん」
でも、神様はいじわるや。
どんなに大好きでも、
好きな人と幸せにならせてはくれない。
いつかはくるって分かってた。
流星に好きな人ができたら、
流星に彼女ができたら、
もうその時は諦める、
そう決めてたのに。
赤「抜け駆け、禁止やで」
やっとの思いで絞り出した声は震えてた。
きっと流星は気づいてないけど。
こぼれ落ちた涙をぬぐうのに
いつか流星がくれた手袋を顔に当てて、
こんなにも大好きやったんや
思い知らされる。
なにかの間違いで、俺のこと好きって言ってくれないかな
そんなこと考えて、
また、涙がこぼれ落ちる。
あぁ、もう無理や。
好きで、
好きで好きで仕方ない。
流星の声も、優しいところも、たまにいじわるしてくるけど、辛いときいつもそばにいてくれた
流星が、大好きでたまらない。
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かみおか ともき - ありがとうございます！！ (2020年3月31日 18時) (
レス) id: 99020b719b (このIDを非表示/違反報告)
・み・(プロフ) - かみおか ともきさん» こちらの作品も読んでくださってありがとうございます！書いてみますね！ (2020年3月31日 17時) (レス) id: 1e2d1ee3b3 (このIDを非表示/違反報告)
かみおか ともき - リクエストです！紫・緑×赤で、しげがメンバーと絡みすぎて、喧嘩して、しげが泣いちゃう話が見たいです！その後に、しげがめっちゃ甘やかされる話が見たいです！これからもがんばってください！ (2020年3月31日 17時) (レス) id: 99020b719b (このIDを非表示/違反報告)
・み・(プロフ) - みっ！さん» わかりました！リクエストありがとうございます！！ (2019年12月9日 16時) (レス) id: 1e2d1ee3b3 (このIDを非表示/違反報告)
みっ！(プロフ) - 楽しく読ませて頂いています！リクで赤さんがJW全員から愛されているという感じのが読みたいです。出来たらで良いのでお願いします！ (2019年12月9日 16時) (レス) id: bbc19fce78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・み・
| 作成日時：2019年11月19日 13時
