禁断の恋 黄×赤 ページ3
中間side
黄「気つけて帰れよ〜」
「先生明日来る？」
黄「先生はな、休みなんかないねん」
かわいそ〜、
そんな声が飛び交う放課後。
「また明日ね、先生！」
黄「はいよ」
俺は高校の教師をやっている、26歳。
絡みやすいからか、生徒との距離も近い。
敬語で話しかけてくる人は2割くらいかな。
親しみやすい、って考えれば嬉しいことなんやけど。
と、教室に一人だけ残っている、あいつ。
つまんなさそうに肘ついて、こちらを見つめている。
黄「どうしたん」
赤「別に」
そっぽを向くけど、帰ろうとはしない。
廊下も静かになってきた頃、
黄「これ運ぶん手伝って」
無言で立ち上がって、言われた通りプリントを抱えた。
今日はやけに不機嫌やな。
まぁいいや
階段を降りて、別館へ行く。
確か今日は野球部無かった気するし、
あの教室でええかな。
ポケットから鍵を取り出して、ドアを開ける。
黄「ありがと、そこ置いといてな」
赤「はぁ……」
大袈裟にため息をついて、
大きな音をたてながら荷物を置いた。
黄「なんでそんな不機嫌なん？」
赤「自分で考えろ」
椅子をひとつだして、
またも拗ねたように座る。
制服の裾を伸ばして、
いわゆる萌え袖ってやつ。
そっか、もう冬やもんな。
俺は重岡に近づいて、後ろから腕をまわした。
ん、鍵もしまっとるしカーテンもしまっとる。
赤「…………なに」
黄「寒そうやったから」
そう言えば、黙ってうつむいた。
抱きしめる腕に力を込めて、優しく頭を撫でる。
赤「………苦しいんやけど」
そう言うけど、顔赤くしとんのバレバレやで？
ほんま、ツンデレってこういうことを言うねん。
黄「なぁ、教えてや、なんで怒ってるん？」
赤「………分かっとるくせに」
こんなにツンツンしとるけど、実は嫉妬深い重岡。
俺が他の生徒と話すだけで、睨み付けられるのもいつものこと。
黄「ごめんな、寂しい思いさせて」
赤「………知らんし」
黄「こっち向いて、」
そう言えば、顔をゆっくりあげた。
その唇に、そっとキスをする。
黄「好きやで」
いつ慣れるん、ってくらい顔赤らめて
もう付き合って半年たつんやけどな。
赤「………淳太より俺の方が好きやし」
18歳と26歳、
禁断の恋も、ありじゃないですか？
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かみおか ともき - ありがとうございます！！ (2020年3月31日 18時) (
レス) id: 99020b719b (このIDを非表示/違反報告)
・み・(プロフ) - かみおか ともきさん» こちらの作品も読んでくださってありがとうございます！書いてみますね！ (2020年3月31日 17時) (レス) id: 1e2d1ee3b3 (このIDを非表示/違反報告)
かみおか ともき - リクエストです！紫・緑×赤で、しげがメンバーと絡みすぎて、喧嘩して、しげが泣いちゃう話が見たいです！その後に、しげがめっちゃ甘やかされる話が見たいです！これからもがんばってください！ (2020年3月31日 17時) (レス) id: 99020b719b (このIDを非表示/違反報告)
・み・(プロフ) - みっ！さん» わかりました！リクエストありがとうございます！！ (2019年12月9日 16時) (レス) id: 1e2d1ee3b3 (このIDを非表示/違反報告)
みっ！(プロフ) - 楽しく読ませて頂いています！リクで赤さんがJW全員から愛されているという感じのが読みたいです。出来たらで良いのでお願いします！ (2019年12月9日 16時) (レス) id: bbc19fce78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・み・
| 作成日時：2019年11月19日 13時
