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青「せんぱ……「流星モテるんやしすぐ彼女できるやろ？」
ほんとは嫌。
流星が他の人と付き合うなんて嫌や。
そんなの見たくない。
赤「俺も好きな人と付き合いたいしさ」
全部、嘘やで。
好きな人なんて、流星以外考えられへんよ。
青「待って、嫌です、先輩、」
そう言って止めてくれて、ありがとう。
でも、もう決めたんや。
これ以上苦しい思いしたくないから。
流星のこと、信じれない自分が嫌いやから。
赤「話は終わり。帰ってええよ」
ドアを開けても、流星は出ようとしなくて。
俺も、ほんとは出てほしくない。
先輩が大好き、って
止めてほしい。
でも、
今の流星はそんなことするわけない。
ただじっと座ってるだけで、なにも言ってくれない。
最後まで、好きって言ってくれなかった。
流星は立ち上がって。
青「………俺は納得してません」
流星と目があって。
大好きって気持ちが溢れてしまう。
青「勝手に決めんな…………俺の気持ちも考えろや」
勝手なこと言っとるのは、流星の方やで。
流星の気持ちとか、分からない。
分からないから考えれない。
やって、言葉で伝えてくれないから。
赤「…………俺の気持ちも……気づいてや」
そう呟いた声が流星に届いたのかは分からない。
無理矢理流星を部屋から出して、ドアを閉めた。
我慢してた涙が溢れて、立ってるのもしんどくなって。
ドアに寄りかかって
声を押し殺して泣いた。
好き。
大好き。
流星のことが、ほんまに大好き
大好きやった。
これからもきっと、流星以外の人は好きになれない。
でも、ちゃんと忘れるから。
流星のこと好きな気持ちは、ちゃんと消すから。
それまでは、ごめんなさい。
俺は流星のことが大好きです。
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作者名：・み・
| 作成日時：2019年10月26日 22時
