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小瀧side
俺の隣で、楽しそうに笑ってるしげ。
しげの笑顔、久しぶりに見た気する。
赤「なぁ、次なに乗る？」
行くときはあんなに落ち込んでたのに
今は俺より先に歩いて。
赤「小瀧遅い！」
俺の腕引いて。
頬に笑窪つくって俺の方見てるしげ見てたら、無性に抱きしめたくなって。
立ち止まってしげの腕を引いたけど
やっぱり抱きしめることはできなかった。
怖いからとか、勇気がないからとかやなくて
しげを困らせたくなくて
俺はこいつの笑ってる顔が大好きやから。
赤「小瀧？どうしたん？」
不思議そうに首をかしげるしげが愛しくて。
桃「髪、なんかついてんで」
適当に嘘なんかついて、頭を撫でた。
赤「ありがと」
純粋で素直なしげには、俺の嘘なんか気づくはずもなくて。
赤「あ！あれ乗りたい！」
大きな声だして歩き出す、しげの隣にいられるだけで幸せ
なんて言えるほど、俺はかっこいい男にはなれない。
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作者名：・み・
| 作成日時：2019年10月26日 22時
