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重岡side
淳太と電話したあの日から3日。
不思議なことに、先輩からの嫌がらせは急に止まった。
やから、退勤時間に帰ることもできるようになって。
赤「先輩達、最近見いひんよな」
でも、あの3人の先輩を会社で見かけることもなくなった。
緑「まぁ良かったやん!」
良かった、はずやけど。
次なにされるんやろって怖かったりもする。
もっとひどいことされるんかな、とか。
緑「今日行こうや!」
赤「……せやな」
この3日間、早く帰れてたけど淳太には会いにいかなかった。
会ってしまったらもっと好きになってしまうから。
一生、離れられなくなるから。
でも、3日会わなかっただけでも心は淳太を欲してて。
こんなにも大好きなんやって思い知らされる。
店の前まで来て、やっぱり帰ろうか考えてしまって。
緑「気まづい?」
事情を話してある神ちゃんは、気遣ってくれて。
緑「今日一緒に座る?四人で」
そんなこともできるんや。
頷いて、店内に入った。
桃「神ちゃ〜ん!」
緑「のんちゃ!来ちゃった!」
桃「めっちゃくちゃ嬉しい!」
緑「俺も!」
桃「あ、淳太さん?」
緑「そうなんやけどさ、今日一緒に座ろうかなって」
桃「お、ええよ!待っててな」
全部神ちゃんが話してくれて、少し申し訳なかったり。
しばらくして淳太が出てきて。
黄「行こっか」
神ちゃんとのんちゃんと、あとに続いてついていった。
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作者名:・み・ | 作成日時:2019年9月29日 10時