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重岡side
次の日、３日ぶりに会社へ行った。
正直入るのはものすごく怖かった。
ささってくる冷たい視線に耐えて。
ドアを開けたら、神ちゃんが飛んできた。
緑「しげ……っ」
赤「ちょ、痛いって」
抱きついてくる神ちゃんの力が強くて、少しバランスを崩した。
緑「ごめんしげ……っ」
赤「なんで神ちゃんが謝るん。もう大丈夫やから、な？」
俺が笑えば、神ちゃんも少しだけ笑ってくれた。
そんな神ちゃんの笑顔を見てると、隠し事しとる自分が嫌になって。
赤「あんな、話したいことあんねん」
神ちゃんを誰もいない部屋につれてきて。
あー恥ずかしい。
神ちゃん、なんて言うかな。
反対するかな。
今さら言うの怖くなって。
そしたら、神ちゃんはなぜかニヤニヤし始めた。
緑「もしかしてさ〜………好きな人おるやろ！」
赤「へ、へ？！」
いや、そうやけど、そうなんやけど………
緑「当てたろか！えっとな！じ……「ま、待って！」
神ちゃんの口を慌てて塞ぐ。
心臓がうるさくて、壊れそう。
赤「自分で……言うから」
緑「うん！」
熱くなった顔を、少し冷たい手で覆って。
赤「え、っと………じ、じゅ……ん、た」
言った瞬間神ちゃんはピョンピョン飛び跳ねた。
次はまた俺に抱きついてきて。
緑「可愛い！しげ、めっっっちゃ可愛い！」
赤「は？！ちょ、や、めて」
緑「照れてる！可愛いー！」
赤「ほ、んまに……」
このあとも、なぜか神ちゃんの可愛い攻撃受けて、なかなか体力を消耗した。
でも、ひかれなくて良かった。
分かってもらえただけで十分や。
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作者名：・み・
| 作成日時：2019年9月29日 10時
