10 ページ10
重岡side
青「ほんま遅す……」
……ほらやっぱり。
絶対ひかれてるやん。
赤「ちょ、っと待ってて」
あー泣きそ。
つら。
しんど。
玄関閉めようとしたら流星がドアおさえてて。
青「びっくりしたけど………めっちゃ似合ってる」
赤「……無理せんくてええから」
自分でも驚くくらい声が震えてて。
今すぐこの場から消えたい。
恥ずかしすぎる。
流星に見られとんのがほんまに恥ずかしい。
青「はよ出てきて」
腕ひかれて。
玄関のドアは閉まってしまう。
青「似合いすぎやわアホ」
一瞬やけど、頭の上に手置かれて。
自分でも顔が熱くなるのが分かった。
青「はよ行くで」
あとで神ちゃんと小瀧にお礼言わな。
青「カップルだらけや」
赤「イブやもん。そりゃそうやろ」
いちゃいちゃしとるカップルに紛れて歩く男二人。
どんな光景やねんて。
青「しげってさ、アクセサリーとか持ってないやろ」
赤「まぁ。あんま買わへんからな」
流行に疎いタイプやから、買い物もほとんど行かない。
青「あそこ入ろうぜ」
指差すとこは、有名なブランドのお店。
どう見ても高校生が入るようなところやなくて。
赤「高いから買えへんわ」
青「アホ。俺が買ってやるんやろ」
赤「は？！そんなんあかんって！」
青「大丈夫大丈夫」
すたすた歩いてく流星の前に立って止める。
青「もう大丈夫やって。はよついてきて」
赤「ま、待ってや！」
走ってくから追いかけるしかなくて。
店に入れば、光輝いてるネックレスやら指輪やら……すごすぎる。
青「ん。これつけて」
赤「ほんまにいいって…」
青「はーやーく」
鏡の方向けさせられて、後ろからネックレスをつけられる。
……ってこの状況かなりやばい。
やって流星の腕が前にまわってきてて……
青「ほら、めっちゃ似合ってるやん」
鏡越しで笑ってる流星がかっこよくて。
青「そんな恥ずかしがんなって」
笑いながら肩たたかれたけど、顔が熱いのは流星のせいなんやで？
青「それ、俺も持ってんねん」
俺がつけてるのを指差して言って。
そんなこと言われたらほしくなっちゃうやろ。
青「買ったるよ」
赤「悪いって……」
青「俺が買ってあげたいねん。やから申し訳ないとか思わんでや」
もうなにも返せなかった。
こんなに男らしい人、出会ったことないで。
赤「…ありがとう」
青「どういたしまして」
レジに向かう流星のあとをついていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 250人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
・み・(プロフ) - かみおか ともきさん» ええそんな言っていただけで嬉しいです！ はい、しげちゃんがツインに挟まれて愛される系めちゃ好きです、笑 (2019年10月20日 7時) (
レス) id: 1e2d1ee3b3 (このIDを非表示/違反報告)
かみおか ともき - この作品めっちゃ面白かったです！途中涙出てきました(苦笑)もしかして、しげ愛され好きですか？ (2019年10月19日 22時) (レス) id: 99020b719b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：・み・
| 作成日時：2019年9月20日 19時
