6 ページ6
厚手のコートとマフラーつけて外に出れば、流星が待っててくれた。
雪の上歩いてみたらだいぶ積もってて、足も埋もれていく。
青「しげー」
赤「ん？………うわ！」
顔面に雪が直撃。
青「アホ面」
赤「うるせ！」
雪の固まりつくって流星まで近づいて思いきり顔面にぶつけてやった。
赤「変な顔〜」
青「ほんま……」
笑いながら腕で顔ぬぐってる姿がほんまにかっこいい。
青「仕返し分な」
赤「ちょ……」
流星も、雪の固まりぶつけてきて。
冬やし、尋常じゃないくらい冷たい。
でも、それ以上に楽しいんや。
赤「ばーか」
青「ちょ、」
軽く押しただけやのに、流星倒れてん。
おもろすぎて爆笑したわ。
青「笑っとらんで助けろや」
赤「ごめんごめん」
手伸ばしてる流星に自分の手重ねて。
え、これって結構やばない？
一瞬思考回路停止して。
青「ざまあみろ」
赤「わっ！」
手引かれて俺も流星の隣に倒れた。
青「騙されたな？」
くしゃって笑ってる流星を見て、自分も笑う。
なんやこれ。
めっちゃ青春してる感じ。
青「しげさ、クリスマスどうするん？」
そっか。
あと一週間でクリスマスか。
赤「まだ決まってない。彼女とかおらんし」
好きな人なら隣におるけど。
青「かわいそうな奴やな」
赤「うるさ」
どうせ流星は彼女とかいるんやろ。
ムカついたから顔に雪かけてやった。
やり返されるんやろなって思ったけど、そんなことはなくて。
青「じゃあさ、」
顔ぬぐって起き上がった流星を見てたら、優しく笑って。
青「俺が一緒に過ごしたろうか？」
なんて言ってくるから、動揺してしまう。
赤「流星が暇なだけやろ」
素直になれへんから言い返して。
青「ばれた？」
俺も起き上がって、流星と目を合わせる。
赤「なんで彼女つくらへんの？」
俺が知ってるなかでも、流星は特にモテる。
男からも、女からも。
つくろうと思えばいつでもつくれるのに。
青「好きな人としか付き合いたくないからやない？」
赤「好きな人……いるんや」
そりゃそうか。
流星にも好きな人くらいいる。
どんな人なんやろ。
流星の好きな人……きっと綺麗で優しくて完璧な人なんやろな。
青「知りたいん〜？」
赤「別に」
知ったところで失恋するだけ。
それなら知らないまま好きでいたい。
青「今度教えたるわ」
赤「いいってば」
聞きたくないで。
流星の好きな人なんか。
まだ好きでいたいんやからさ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 250人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
・み・(プロフ) - かみおか ともきさん» ええそんな言っていただけで嬉しいです！ はい、しげちゃんがツインに挟まれて愛される系めちゃ好きです、笑 (2019年10月20日 7時) (
レス) id: 1e2d1ee3b3 (このIDを非表示/違反報告)
かみおか ともき - この作品めっちゃ面白かったです！途中涙出てきました(苦笑)もしかして、しげ愛され好きですか？ (2019年10月19日 22時) (レス) id: 99020b719b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：・み・
| 作成日時：2019年9月20日 19時
