ずっと、大好きです。

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流星side

俺の隣で楽しそうに笑ってるしげ。

つい抱きしめたくなってしまう。

でも、この前抱きしめたからもう我慢せな。

赤「なぁ聞いとんの？」

青「全然聞いてへんかった」

赤「アホ！」

青「アホはお前や」

赤「俺アホやないしー！」

むきになって言い返してくるのが可愛くて。

青「ほんま背低いよな〜」

赤「うるさい！ばーか！」

身長的に、上目遣いになる。

思いきり睨んでくる姿が可愛いから、いじめてしまう。

しげはさ、自分で可愛いげないって思ってるかもしれへんけど、

俺は、世界で一番可愛いと思ってるんやで。

なんて、言えたらいいのに。

赤「流星ってさ、」

青「ん？」

急にたどたどしくなって。

赤「どんな人………好きなんかなーって？」

どんな人、か。

しげにしか興味ないから分からんわ。

青「元気な人かな。よく笑ったり話しやすい人」

しげに当てはめて言ってみたけど、

赤「………そうなんやー！」

やっぱり気づいてないわ。

青「しげは？どんな人が好きなん？」

赤「俺？！え〜……優しくて話しやすくて…かっこいい人……？」

そんなこと思ってくれてるんや。

嬉しすぎてにやけてしまう。

青「じゃあさ、３人の中で誰がタイプ？」

赤「……は？！」

青「望と神ちゃんと俺、やったら誰？」

好きな人をいじめたくなるってこういうこと。

顔赤く染めとんのが可愛いから。

青「で、誰？」

赤「………知らんし」

青「選んだ人が好きとは限らんやん？やから誰？」

無理矢理でも聞いて、流星って答えてほしいから。

もう必死やで。

赤「……べ、別に好きとかちゃうから！」

青「分かってるって」

赤「………流星」

青「なんて？」

聞こえてたけど、まだ足りひん。

赤「………流星やって！アホ！」

可愛い。

顔真っ赤にして言ってくれて。

赤「ていうか！流星も言えや！」

青「なにを？」

赤「しらばっくれんな！」

青「え、なんの話？」

赤「ばーか！」

ほんまに怒ってもうた。

でも、しげなんて言えない。

期待させたらいけないんやから。

しげとは、離れなきゃいけないんやから。

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