君に届け2

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重岡side

桃「お、５歳児しげちゃんや」

赤「うるさい！」

風邪なおってから小瀧はずっとこの調子。

あとから聞いたけど、俺めっちゃ甘えてたらしくてほんまに恥ずかしい。

全っ然記憶にないんやけどな。

桃「しげちゃんご飯一人で食べれる？手伝おうか？」

赤「もう！バカにすんな！」

多分このノリはしばらく続くと思う。

俺子供やないのに！

桃「もう連絡とってへんの？」

赤「うん」

桃「たまにしてあげればいいのに」

赤「もっと好きになっちゃうんやもん」

桃「ええやん、好きな気持ちは我慢せんくても」

赤「うーん…」

まだ流星とやり直すって決めたわけやないし、ちゃんと信じれるようになるまでは。

変に期待させて傷つけたくないし。

桃「まぁ、しげも元気になったことやし、飯でも行くか〜」

赤「急やな」

桃「やってしげ、今フリーやんか」

赤「別に小瀧のこと好きになるための期間やないから」

桃「はっきり言うなや」

赤「ほんまやもーん」

桃「とにかく、帰り待っとけ」

赤「はーい」

家帰ってご飯作る気分でもないしええか。




仕事が終わって、時刻は19:00。

いつもならもう小瀧も終わってるはずやのに。

まさか帰った？

桃「しげー」

赤「小瀧遅い！」

桃「ごめんって」

赤「一時間も待ったんやけど！」

桃「お、そんな待ってへんやん、良かった」

赤「なんも良くない！」

桃「しげちゃん、怒ったら可愛い顔台無しやで？」

赤「し、しげちゃんやないし！」

こいつは距離が近いねんて。

また髪の毛ぐしゃぐしゃなるし！

赤「もうはよ行くで」

桃「はいはい」

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