君に届け2

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重岡side

赤「りゅーせ、なに作るん？」

青「んー？大毅の好きな卵焼き」

赤「ほんまに？！」

エプロンつけてキッチンに立つ流星に抱きつく。

青「危ないやろ？」

赤「流星といたいんやもん」

青「怪我したらどうするん？」

赤「俺が助ける！」

青「アホ。大毅が怪我したらどうするんって聞いとるんやろ？」

頭コツンって優しくたたかれて、それでも流星から離れるのは辞めない。

青「大毅ー、動きづらい」

赤「動かんでいいもん」

青「ご飯作れへんよ？」

赤「…それは嫌や」

最近すぐ腹減るんやもん。

ちゃんと食べな倒れる。

青「もう少しでできるから大毅はすわっとって？」

赤「え〜」

青「ええ子にしとったらご褒美あげるで？」

赤「座って待ってる！」

青「ん。」

ご褒美、期待して一人ソファーに座る。

ここから見る流星もかっこええなって。

青「なーに見てんねん」

そう言って微笑んでるのもかっこよくて。

やっぱり流星んとこ行きたいけど我慢する。

青「ん。できたで」

流星がご飯を両手でもってきて、そのまま俺に近づいてくる。

青「ご褒美」

唇が優しく触れた。

不意打ちはあかんやん。

青「顔真っ赤。いつ慣れるん？」

笑われてるけど流星やから緊張するわけで、仕方ないことやろ？

こうやってご飯一緒に食べるのも懐かしくて、やっぱ流星しかおらんって思えた。

大丈夫。

きっと時間が解決してくれる。

この心のモヤモヤも、すぐ忘れることできるはず。

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