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重岡side
その日の夜、LINEの通知が1件。
ひらいてみれば、"藤井流星"って文字。
青『体調は大丈夫？明日はゆっくり休んでな。』
"明日は"
この言葉が引っかかって
赤『藤井くんは明日来ないの？』
すぐに既読が着いて
でも、返事はなかなか来なくて
スマホの画面とにらめっこ。
早く、早く、
そう願ってたら、また1件のLINEが
青『行ってもいいんやったら行くで』
赤『来てほしい』
自分でも分からない。
まだ藤井くんのことなんでも知ってるわけやないのにこんなこと言って、
青『じゃあ午後行くから、それまで休んでて』
自然と頬が緩んで
面白いことがあったわけやないのに笑ってる自分がいて
赤『待ってるね』
スマホを閉じて
枕に顔を押しつける。
なんなんやろ、胸の奥が苦しくて
でも、嫌な苦しさなんかやなくて
むしろ幸せで、
あぁもう、
早く会いたい。
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作者名：・み・
| 作成日時：2020年9月16日 19時
