59 ページ9
重岡side
赤「これ、お願いします」
なにも言わずに書類を受けとる先輩。
なにがあったのか分からないけど、俺のとこに来なくなって嫌がらせもなくなった。
多分、多分やけど神ちゃんがなにか言ってくれたんかなって。
緑「しーげ!ご飯食べよ!」
昼休みになって、神ちゃんと屋上へ行く。
もう冬も近づいてる外は寒くて、上着を1枚羽織った。
緑「なぁ見て!これ作った!」
赤「すげぇ、さすがやな」
緑「めっちゃうまくできてん!」
赤「良かったやん」
神ちゃんの弁当はいつも豪華。
朝早く起きて自分で作ってるんやって。
それに比べて俺はいつもコンビニ。
めんどくさくて朝作ることはほとんどない。
料理もそんなできひんし。
緑「もう冬やな〜」
枯葉が地面に落ちてて、秋の終わりを教えてた。
あの日、淳太と電話した日はまだ秋の始まりで。
あれからもうこんなに経ってたんや。
もう1ヶ月以上も会ってない。
今なにしてるんかな。
恋人いたりするんかな。
あんなに素敵な人やもん、そりゃいるに決まってる。
赤「………会いたいな」
淳太の顔が見たい。
話せなくても、遠くから見れれば十分やから。
緑「会いに行こっか」
隣を見れば、神ちゃんは優しく笑ってた。
緑「淳太さん、会いに行こ?」
その言葉に小さく頷く。
ほんとは怖い、怖いけどそれ以上に会いたい。
会いたくてたまらない。
好き、淳太。
やから……まだ俺のこと忘れんといてや。
383人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
・み・(プロフ) - 富喜田さん» 読んでくださりありがとうございました! (2020年9月1日 6時) (レス) id: 7a1c5a3d00 (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - はじめまして。 すごく良かったです。 もう、ずっと泣いて読んでいました。 切ない恋心がすごく伝わってきて、 感情移入しやすかったです。 ありがとうございました。 (2020年9月1日 1時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
opera - 有難うございます!早速拝見させて頂きます! (2019年12月20日 18時) (レス) id: adeb086ea3 (このIDを非表示/違反報告)
・み・(プロフ) - operaさん» 出しました(^^) (2019年12月16日 22時) (レス) id: 1e2d1ee3b3 (このIDを非表示/違反報告)
opera - 嬉しいです!ありがとうございます(;_;) (2019年12月14日 22時) (レス) id: adeb086ea3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:・み・ | 作成日時:2019年10月19日 7時