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小瀧side
日曜の朝、いつもより早く起きて部屋を整理する。
俺って結構簡単な奴なんかな、
あんなに淳太さんのこと大好きやったのに、
今じゃこんなにも神ちゃんのことを必要としてる。
いつから、って聞かれても答えられへん
ほんまに、気づいたら好きやった。
お菓子作って来てくれたり、閉店寸前でも会いに来てくれたり、
毎日会いに来てくれた。
それが当たり前になっていたから、神ちゃんが来れなかった日は調子があがらなくて。
神ちゃんが隣におんのが普通になってたんや。
それからは、家にいても仕事しててもなにをしてても考えるのは神ちゃんのこと。
今なにしてるんかなとか、考えるのはありきたりのことで
でも、その時間が俺にとっては特別やった。
今日、告白するんや。
ずっと待っててくれたんやから、ちゃんと俺から。
インターホンがなって、玄関を開ける。
マフラーに顔を埋めた神ちゃんが立っていて。
緑「………お、はよう」
上目遣いで言ってくるから、俺の心臓はうるさくなる。
緑「初めて、のんちゃんの家、」
動揺しとんのも分かりやすい。
なんでこんなに可愛いんやろ、って。
リビングに向かおうとしてる神ちゃんを、
後ろから抱きしめた。
懐かしい、
好きな人を抱きしめてる感覚。
俺の腕のなかにいる神ちゃんは、手を顔に当てて。
緑「も、う、無理や、っ」
泣くの早すぎるんやもん、びっくりやわ。
さっきよりも腕に力をこめる。
でも、その腕を離されて
ゆっくり、振り向いた。
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・み・(プロフ) - 富喜田さん» 読んでくださりありがとうございました！ (2020年9月1日 6時) (
レス) id: 7a1c5a3d00 (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - はじめまして。 すごく良かったです。 もう、ずっと泣いて読んでいました。 切ない恋心がすごく伝わってきて、 感情移入しやすかったです。 ありがとうございました。 (2020年9月1日 1時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
opera - 有難うございます！早速拝見させて頂きます！ (2019年12月20日 18時) (レス) id: adeb086ea3 (このIDを非表示/違反報告)
・み・(プロフ) - operaさん» 出しました(^^) (2019年12月16日 22時) (レス) id: 1e2d1ee3b3 (このIDを非表示/違反報告)
opera - 嬉しいです！ありがとうございます(;_;) (2019年12月14日 22時) (レス) id: adeb086ea3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・み・
| 作成日時：2019年10月19日 7時
