こたしげ物語10

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神山side

撮影の合間の昼休憩、

しげも少しだけご飯食べて、今はソファーで寝てるとこ。

桃「ちょっとトイレ行ってくる」

黄「行ってらっしゃい」

ずっとのんちゃん付きっきりやったもんな、

今日も寝れてないみたいやし、のんちゃんの体調も心配やけど、

赤「んん..................、」

青「やば、」

のんちゃんが楽屋を出た瞬間、目を覚ましたしげ。

流星がすぐに気づいて

しげの目には、みるみるうちに涙がたまって

赤「の、ぞむ、おらんの、っ」

青「トイレ行っとるだけやで、すぐ戻ってくるから大丈夫」

一瞬の間に顔は涙でぐしゃぐしゃなってもうて

緑「もうすぐ帰ってくるで？待っとこ？」

赤「やだ、っ、やだやだやだ、っ」

と、タイミングよくのんちゃんが戻ってきて

赤「のぞむ、っ、！」

桃「ちょ、どしたんよ、起きてもうた？」

赤「んん、っ」

のんちゃんに抱きついて

赤「頭痛い、っ」

桃「ん、」

赤「やだ、寝たらのぞむいなくなる、っ」

桃「ならへんよ、ずっと隣おるから、な？」

赤「やだ、っ」

桃「じゃあ膝の上で寝る？」

コクリとうなづいて

のんちゃんはソファーに座って、その上にしげが

抱きつくようにして座ったしげ。

赤「のぞむ、のぞむ、」

桃「ん、寝よっか？」

目をつぶれば、すぐに寝息が聞こえてくる。

涙も、のんちゃんが拭ってくれたみたいで

桃「早く元気なろうな」

しげの頭を撫でたのんちゃんも、

橙「お疲れさんや」

毛布を2人にかけて

桃「...............だい、き..................」

青「お疲れ様」

のんちゃんの頭を、ポンポン、って。

色々あったけど、やっぱりこの2人が1番ピンと来んねんな。

1度は離れてしまったけど、もう二度と離れたりせえへん気がすんねん。

ただの勘やけど、確信できる。

やってさ、お互いこんなに想ってるんやから。





Fin.

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