こたしげ物語10

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小瀧side

ベッドで寝てる大毅、

俺よりも一回り小さい手を握りしめる。

青「..................なぁ望、」

桃「................ん、」

青「しげな、最近ほとんど寝れてないんやって、なんでか分かる..................、？」

流星も、しげの頭を撫でて

青「苦しい、って、..................お前がおらんのが、苦しくて、息もできひん、って、」

握ってた手を、もっと強く握りしめる。

青「..................泣きながら、お前のこと話してたよ、」

流星から、大毅の話を沢山聞いた。

俺が知らなかった、1週間の話。

いくら嘆いても戻ることは出来ない、1週間の話。

どれも、俺のことばっかりやった。

青「も..................分かったやろ、どんだけ愛されとんのか、しげの気持ち、弄ぶのやめや、」

紫「流星、それは違う、」

緑「弄んでるわけやないよのんちゃんは、」

流星の言う通りやで、

こんな無責任に想うだけ想って、守れへんのやったら

弄んでるのと同じや。

青「傷つけんなや、泣かせんなや苦しませんなや...........................彼氏は、お前しかおらんやろ、」

握ってた手が、少しだけ動いた。

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