こたしげ物語８

俺の王子様！(リクエスト) ページ8

suzumeさん、リクエスト。


(前にも似たようなタイトル書いたような気がしなくもないですが気にしないでください(^^))


小瀧side

夜、ご飯も食べ終えて二人でのんびりしてるとき。

赤「………んん、」

桃「どした？」

赤「なんもない、」

桃「お腹痛いん？」

お腹押さえて動かないしげ。

桃「なに？どうしたん？」

背中さすろうと手を差し出したとき、

赤「あ………」

しげは顔赤くしてうつむいた。

桃「お腹すいたんや？」

赤「ち、がうもん、」

桃「お腹鳴ったやん、すいたんやろ？」

赤「…………最近、すぐすいてまうの、」

遅すぎる成長期やな。

桃「コンビニでもいく？」

赤「いく！」

桃「お、行こか」

赤「んん！」

桃「ん？」

赤「こうするの、」

あー、手繋ぐんやね。

夜は少し寒いから、薄手の上着を羽織って手を繋いで家を出る。

家からコンビニまでは歩いて五分。

便利やろ？

桃「なに買う？」

赤「チキン！」

チ、チキン？

そこは可愛くプリンとか言ってほしかったけど。

桃「ん、どれにする？」

赤「んとね、」

「え？まじで？」

「絶対そうだよ！」

周りが騒がしくなって

あ、変装すんの忘れた。

「あ、の！ファンなんです！」

赤「………こたき、？」

困った顔で見つめてきた。

桃「あぁ、ここやと迷惑かかるから………「重岡くん！ファンなんです！」

え、俺無視？

「ドラマみました！」

「あ、あと歌も！すごくよかったです！」

赤「え、あ、えと、」

「ユニットの曲もめっちゃ好きです！」

声でかいし高いしで、しげは圧倒されて

てか、

俺のしげが囲まれとる。

桃「ちょ、君たち、少し離れようか、？」

「えぇすごいー！」

「ほんっとに大好きなんです！」

赤「あ、りがとう、？」

「プライベートですか？！」

「なんか、めっちゃ可愛い！」

「分かる！」

あー

うるさいうるさいうるさいうるさい

桃「うるさーい！」

………。

赤「こ、たき、？」

………ごめんなさい、うるさいのは俺です。

でも、

桃「しげ帰ろ」

赤「へ、ちょ、小瀧、！」

チキンなんか買わずにコンビニを出て

さっきのファンの子たちから走って逃げた。

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