こたしげ物語８

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小瀧side

海について、車から降りる。

赤「小瀧早く！」

桃「ちょ、危ないからあんま走んな」

車から降りたらもういつも通り。

階段を走って降りる大毅。

俺はその後ろを歩いてついていく。

赤「.........たっ」

桃「大毅？」

両手地面について固まってる大毅。

やから走んなって言ったのに。

桃「大丈夫？どこ打った？」

ずっと黙っとるから、泣いてんのかと思ったけど

桃「ぉわっ」

急に抱きついてきた。

赤「海入りたい！」

桃「は、ちょ、怪我してへんの？って、だから走んなって大毅！」

ほんま元気すぎやろ。

危なっかしい奴。

赤「見て！海やで小瀧！」

桃「あんま近く行ったら危ないで」

はしゃいでる大毅を、少し離れたとこから見守る。

俺は、濡れたくないし。

両手でばしゃばしゃ、あっという間に大毅の服はびしょ濡れに。

ほんま、どうやって帰るんやって感じやけど

赤「小瀧！」

走ってきた大毅が俺の腕の中に飛び込んできて

赤「楽しい！」

桃「ん、良かったな」

頭を撫でてあげる。

やっぱりお前は可愛いわ。

赤「小瀧？なんでわろてるの？」

桃「ん？可愛いなって」

赤「可愛いの？」

桃「ん、可愛い」

赤「小瀧！もっかい言って！」

抱きついてきた大毅をなんとか受け止めて

桃「可愛い、好きやで大毅」

赤「俺も好き！かっこいい小瀧！」

桃「ありがと」

最近気づきました、

多分俺たち、ただのバカップルです。


fin.

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