こたしげ物語８

すれ違い。(リクエスト) ページ33

さとう_ふさん、リクエスト。

　

小瀧side

大毅と付き合い始めて、早くももう１年がたとうとしていた。

あと少しで１年。

俺は記念日とか大切にしたい人やから、なにしたら喜んでくれるんやろ、とか色々考えてるんやけど

赤「神ちゃぁ、つかれた、」

緑「お疲れさん」

神ちゃんの膝の上にもたれかかった大毅。

橙「倦怠期？」

桃「んなわけ………ない、やろ」

橙「自信ないんかい」

桃「やって………」

最近家でも仕事でも全然くっついてこないし、

桃「俺重すぎるんかなぁ、」

この前も、ソファーでくつろいどるときずっとスマホいじっとるから

ほんまに何気なくやで？

なにしてるん？って聞いたら、

なんもないし、ってキレてたし、

桃「…………俺の大毅」

橙「うん、重すぎる」

桃「なんっでなん！」

橙「もっと自由にさせてほしいんちゃう？知らんけど」

桃「自由にさせとるやん、今やってめっちゃ我慢してんねんけど」

楽しそうに遊んどるけどさー、

お前の彼氏俺やん。

神ちゃんちゃうやん。

桃「照史〜………」

橙「ちょ、離れろ、鬱陶しい、」

桃「ひどー、」

せっかくの１年記念やのにな、

あー、つら。

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