こたしげ物語７

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桃「なぁ、もうさ、一緒に住もうや、」

赤「………え？」

桃「………見せたないねん、俺のやのにさ、………一人占めしたい、って………思ったらあかん、？」

しげは黙りこんで

桃「………嫌、やんな、ごめん、」

赤「………嫌やないよ、」

顔をあげて、ほんのりほっぺた赤く染めて

赤「嬉しくて………嬉しくて、なんか、なんていうん、あんね、今すごく好き、小瀧大好き、」

桃「なんやそれ、俺はいつも大好きやで、」

赤「俺もやもん、やってね、全部小瀧やの、」

桃「知ってる、」

スマホのロック画面もホーム画面も全部俺やったもんな、正直びっくりした、めちゃくちゃ。

その倍嬉しかったけど。

桃「で、同棲、しようって話なんやけど、」

よかった、今日はちゃんと起きとる。

赤「…………ええよ、」

桃「やんな、ごめん、…………って、………え？」

赤「同棲、…………してもええよ、ていうか…………したい、」

桃「………ま、って、え、ちょ、………ほ、ほんまに言うてる、？」

赤「ほんまに、言うてる、つもり、」

桃「同棲、意味わかってる、？一緒に帰ってきて、一緒にご飯食べて、一緒に、お、お風呂は入らんけど、一緒に、その、同じベッド、が嫌やったらええんやけど………」

なぜかしげは笑ってて

赤「必死すぎ、意味くらい分かっとるよ、？」

桃「ほんまに、ほんまにええねんな、？俺寝相悪いし、朝とか、全然かっこよくないし、幻滅せんでな、？約束やで、？」

赤「変な約束やね、大丈夫、やって小瀧いつもかっこいいもん」

桃「だから朝の話して………」

赤「もうええの、同棲したいの、それでええやんか、」

ぎゅっと抱きついてきたしげ、

やばい、こんなん予想もしてへんかった。

桃「じゃあ…………同棲、しよ、早いうちに、」

赤「せやね、」

これでもう、ほんまにしげは俺のもので

もし悪いやつにつかれても、俺が守れるんや。

やっと、

彼氏らしくなれるんや。

俺だけの、

って、俺独占欲強すぎ。




Fin.

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