こたしげ物語11

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小瀧side

家におる時は、それなりに甘えてくるんやけど、

のぞむのぞむって来ることも減ったし、

こういうのは聞いてみるのが一番や、聞かなわからへん。

桃「なぁ大毅、ちょっと話したいことあるんやけどいい？」

赤「うん！」

にっこにこ、俺はそんな余裕ないねんけど.........

桃「大毅さ、最近淳太んとこばっかり行くやん？」

赤「うん！淳太好き！」

桃「..................、ま、まぁそれはええねんけど、俺のことさ、どう思ってる.........、？」

赤「好き！」

桃「..................え、」

こんな即答してくれるん、？

やばい、こんだけでめっちゃ嬉しい、

桃「俺不安やってん、大毅、俺に飽きてるんかなって、大毅ってひとりで溜め込んでまうやん？やから、」

あかん、話しすぎた、？

大毅、完全に話聞き飽きてる.........

桃「..................好き、やんな、？」

赤「うん、好きやけど.........」

桃「やけど、なに、？」

この際全部受け止めな、

倦怠期なら、俺がまた好きにさせればええ話やし、

赤「つまんないっ」

..................ん、？

赤「あんね、最近望つまんない！」

.........待って、まずそんなにこにこしながら言うことちゃうし、

俺、つまらんの、？

桃「ど、の辺がつまんない、？」

赤「全部！」

俺の心、グサグサえぐられてく.........

赤「淳太とお話する方が楽しい！」

桃「ごめん大毅、そしたら俺も頑張るからさ、淳太んとこあんまり行かんといてや、な、？」

赤「..................やって、つまんないもん、」

桃「面白くするから、大毅のこともめっちゃ可愛がるし、な、？」

赤「んん.........淳太とお話したらあかんの、？」

桃「してもええけど、あんまりしてほしくないかもせえへん、」

赤「..................いじわる！」

え、

赤「淳太とお話するもん！やって望がつまんないんやもん、淳太の方が面白いもん！」

..................俺の心が完全に砕け終えた音が聞こえました。

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