こたしげ物語11

・ ページ34

小瀧side

今日の撮影、やたらと差し入れにチョコ多いなぁって思ってたら、今日バレンタインか。

そういえばまだ大毅にもらってへんな、

なんて思ってたらちょうど、

赤「のぞむ！」

桃「ん、お疲れさん」

撮影終えた大毅をそのまま膝の上に乗せる。

赤「あんね、渡すものあるからおろして、？」

桃「えー、やだ」

赤「だめー！取ってくるの！」

あ、逃げられた

でも、大毅、赤い袋持って戻ってきてくれた。

桃「ん、それどうしたん？」

また膝の上に座らせて、

赤「のぞむに、バレンタイン！」

桃「手づくり？」

赤「手づくり！あ！待って、言わなあかんことある！」

大毅の顔覗いてあげれば、にこにこ笑顔で

赤「んと、のぞむ、いつもありがとう！」

桃「俺もありがとう」

赤「これからもずーっとのぞむとおるの！」

桃「ん、一緒にいよな？」

赤「のぞむ、大好き！」

全部言うてくれた大毅にキスをして、袋を受け取る。

ピンクのリボンも付けて、これ大毅が一生懸命選んだんやろなぁ。

赤「おいしい、？」

桃「ん、大毅、まだ袋から開けてへんよ？」

赤「でも、おいしい、？」

開けて、って言うてるみたいに覗いてる大毅、

一緒に食べたいんやな、きっと。

桃「お家で一緒に食べよっか？」

赤「食べる！」

ほらな？




Fin.

倦怠期→←はっぴーばれんたいん！(リクエスト)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す