こたしげ物語11

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小瀧side

赤「望！」

桃「俺が行くからええよ、座ってて」

退院してから一週間、

大毅は体調よくなったって言うけど、俺が心配やから、

赤「望、デートしたい！」

桃「もう少ししたらな？」

赤「遊園地！水族館！」

桃「そんな歩き回れへんから」

赤「歩けるもん！ほら！」

桃「ちょ、大毅、」

ジャンプしようとした大毅を抱きしめて、膝の上に座らせる。

緑「連れてってやりや、もう元気そうやしさ」

桃「あかんて、もしなんかあったら、」

赤「なんもないもん！」

桃「ありますー、あと二週間は大人しくしとって？」

赤「やだ！」

桃「やだやない」

赤「望と手繋いでお出かけしたいもん！」

そんなん俺やってしたいわ.........。

桃「心配やから、二週間だけ我慢してや、」

過保護って言われたら、それまでやけど、

桃「手いつでも繋ぐし、抱きしめたるしなんでもしたるから、」

赤「..................分かった、分かったから悲しい顔せんで、？」

悲しい顔、？

大毅は、俺の頭を撫でてきて、

赤「望が悲しそうやと、泣きそうなる、望の笑った顔が大好きやの、」

そう言って大毅は、俺のほっぺた挟んで、

赤「んんっ、笑った！」

桃「ん、ありがと、大毅」

赤「望の笑ったお顔大好き！」

ほんま、この子にはかなわへんわ。

ぎゅっと抱きしめてあげるけど、もう一生離したくない。





Fin.

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