番外編3 ページ7
人でごった返し、軽快なBGMでそこだけ世界がまるで違っている…
電車とバスを乗り継いで私達は遊園地に到着した
そこで私はある問題にぶつかった
「おー、ジェットコースター結構高さあるじゃん。すげｯ、あれ前にテレビで出てたやつだ
ほら、(人1)早く早く」
『カ、カルマ…ちょっと落ち着いたら？；』
……カルマのテンションが異様に高い、という問題に…←
隣で一人興奮したように目の前に広がる遊園地のアトラクションを見ていた
始めてみるテンションの高いカルマに私は困惑するばかり…
私に指摘されればカルマは照れ臭そうに笑った
「あはは、ごめんごめん。遊園地とか超久々過ぎてさ
取り敢えず、どれから乗る？時間あるし全部制覇できるかもね」
いつの間に手にしたのか遊園地のマップらしき紙がカルマの手の中にあった
いそいそと広げてアトラクションを選ぶカルマはそこら辺にいる子供より子供っぽくて私の頬もつい緩む
……でも、カルマ。ごめんね
『カルマ。私、回るのと落ちるの苦手』
全部制覇は無理←
ーーーー
ーー
ガタンッ
「ヴァアアアアアア！！！」
「『おー』」
"回る、落ちる"のアトラクションを抜いてまず入ったのはお化け屋敷
作り物の怪奇現象が四方八方から現れる
作り物だと分かっているからそれほど怖いという感情は出てこない
……が…
プシューッ！
『……っ！？』
この耳や首近くにかかる風が嫌で仕方ない
ぞわぞわとする感覚に思わず声が出そうになり慌てて口元を手で押さえる
「…ん？何、(人1)もしかして怖い？」
私の様子に気づいたカルマが私の顔を覗き込む
目の前に広がるカルマの顔はまさしく悪魔と言っていいほど憎たらしい笑顔だ…
『…作り物に何で驚かなきゃいけないのよ』
「ふ〜ん？」
ニタニタと嫌な笑顔で私を見るカルマの顔を視界から消そうと少し早歩きで先を歩く
カルマの事を気にしていたせいで私は油断していた
プシュッ！
まだ、この仕掛けはあることに…
『！…っひゃ…』
首筋にかかる風に肩が跳ねる
その驚きが自分の足をもつれさせるには十分だった
グラリと傾いた体が、勢いよく引っ張られ暖かい腕の中に収まる
2017.12/30
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くる子 - 続き楽しみにしています！頑張って下さい (2019年10月9日 16時) (
レス) id: a7b97770d9 (このIDを非表示/違反報告)
kiri(プロフ) - はああああああ？！なんてこと！！！素敵すぎやしませんかい？！好きです！！！←語彙力 (2019年6月8日 14時) (レス) id: 0dfe216fbd (このIDを非表示/違反報告)
チェリーパイ(プロフ) - さくやさん» 一番好き！？身に余るお言葉です！！！ありがとうございます！！これからもよろしくお願いしますです！！^^ (2019年4月10日 9時) (レス) id: 76f7a24a57 (このIDを非表示/違反報告)
さくや(プロフ) - 暗殺教室の小説のなかで、1番好きな小説だったので、更新してもらえて、すっごく嬉しいです！ (2019年4月9日 20時) (レス) id: 981eabd38b (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - 本当面白くて面白くて！これからも更新頑張ってください (2019年1月2日 12時) (レス) id: 227c03626a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チェリーパイ | 作成日時：2017年12月17日 15時
