生かす時間3 ページ34
「鷹岡の時やイトナの時、死神の時に俺は(人1)の事守れなかった、だから決めたんだよ。今度こそ(人1)は俺が守る。たとえ今日みたいな些細な事でもね」
そんな言葉を言われて「なんであんな事したんだ」と怒れるはずもなく、私はただ頷いた
カルマは満足そうに笑って再び私の髪をぐしゃぐしゃにする
……ぐしゃぐしゃにするの好きよね、カルマって
「………殺すのではなく、生かす教育
これからも、お互いの理想の教育を貫きましょう」
と、タコの言葉が聞こえれば教室に目を向ければ無傷の理事長の姿
……さっきの事で理事長の存在忘れてたわ←
教室の様子から見てどうやら理事長が賭けに負けたようね
「……私の教育は常に正しい。この十数年余りで強い生徒を数多く輩出してきた
ですが、貴方も今私のシステムを認めたことですし…恩情をもってこのE組は存続させる事とします」
「ヌルフフフ、相変わらず素直に負けを認めませんねぇ。それもまた教師という生き物ですが…」
そう言って笑う洋梨タコ(？)に理事長は晴れた表情で対先生用ナイフ片手に微笑んだ
「………それと、殺せんせー。たまには私も殺りに来てもいいですかね」
「もちろんです。好敵手にはナイフが良く似合う」
どうやらタコと話している中で理事長の何かが変わった、そんなように感じた
だって、理事長を覆っていた暗い雰囲気がもう感じられないから…
『…タコのお節介は、時には役に立つわね』
「殺せんせーが一度関わるとしつこいからね」
『えぇ、そうね…身を持って体験してるもの』
…Gの生命力並みのしつこさよね←
ーーーー
ーー
トントン
カンカン
午前午後の授業潰して、私達は取り壊された校舎の修理をしていた
"君達には一教室あれば充分です"と、E組差別のシステムは変わらずブレないわね
少し変わったなと感じたとけど前言撤回ね
嗚呼そういえば…
『ねぇ、試験の褒美で弱点教えるって言ってたけど。まだ聞いてないわよね？』
「ヌルフフ、そうでした。皆さんが頑張ったから決定的弱点を教えてあげます」
そのタコの言葉に全員の修理の手が止まり、タコの次の言葉に耳を傾けた
「実は先生意外とパワーが無いんです。スピードに特化しずぎて…」
タコが言うには静止状態だと触手一本なら人間一人でも押さえられる、らしい
だが…
「「「「それが出来たら最初から苦労してねーよ！！」」」」
2019.4/15
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 206人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くる子 - 続き楽しみにしています！頑張って下さい (2019年10月9日 16時) (
レス) id: a7b97770d9 (このIDを非表示/違反報告)
kiri(プロフ) - はああああああ？！なんてこと！！！素敵すぎやしませんかい？！好きです！！！←語彙力 (2019年6月8日 14時) (レス) id: 0dfe216fbd (このIDを非表示/違反報告)
チェリーパイ(プロフ) - さくやさん» 一番好き！？身に余るお言葉です！！！ありがとうございます！！これからもよろしくお願いしますです！！^^ (2019年4月10日 9時) (レス) id: 76f7a24a57 (このIDを非表示/違反報告)
さくや(プロフ) - 暗殺教室の小説のなかで、1番好きな小説だったので、更新してもらえて、すっごく嬉しいです！ (2019年4月9日 20時) (レス) id: 981eabd38b (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - 本当面白くて面白くて！これからも更新頑張ってください (2019年1月2日 12時) (レス) id: 227c03626a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：チェリーパイ | 作成日時：2017年12月17日 15時
