教員試験の時間 ページ30
理事長が懐から取り出したタコの解雇通知…
「……とうとう…禁断の伝家の宝刀抜きやがった…」
そうね…確かに、だって
「はわわわわわわわわわっ」
面白い程にタコに効果覿面だもの←
解雇通知を見たタコは明らかに動揺していた
そんなタコをよそに理事長は解雇通知を再び懐にしまった
「早合点さらぬよう。これは標的を操る道具に過ぎない
あくまで私は殺せんせー…貴方を暗殺に来たのです
私の教育に…不要となったのでね」
コイツ…本気なの……？
…そんな、簡単に言える程暗殺は簡単じゃない
それを身を持って体感してる私達は理事長の言葉に訝しげに眉を顰めた
「ふーん、確かにアンタは超人的だけどさぁ…思いつきで殺れる程うちのタコ甘くないけど？」
カルマは余裕で殺しに来たと言う理事長に挑発するが、やはりそれくらいで止めるような奴ではなく…ただニコリと微笑むだけで
「……甘くないって言ったけどさ、理事長なら何か殺れてもおかしくなくね？」
『…悔しいけど、私も同感だわ』
「「「「お前らはどっちの味方だよっ！！」」」」
ーーーー
ーー
一度取り壊しを止めさせ、タコ以外の私達を外へと追い出した理事長は机を5つ半円に並べ、その上に国数理社英の問題集を置いた
「さて、殺せんせー。もしもクビが嫌ならば、もしもこの教室を守りたければ私とギャンブルをしてもらいます」
…ギャンブル…？
どんな暗殺か予想できない私達は首を傾げた
理事長は更に机に5つの手榴弾を置くと説明を始めた
「五教科の問題集と5つの手榴弾を用意しました
うち4つは対先生手榴弾。残り1つは対人用…本物の手榴弾です
どれも見た目や臭いでは区別がつかず、ピンを抜いてレバーが起きた瞬間爆発するように作らせました」
対人用…この教室への損害については何も考えてないのね←
理事長はピンを引き抜けば問題集の適当なページにレバーを起こさないように挟んだ
「この挟んだページを開き、右上の問題を1問解いて下さい
ですが、解けるまで一切動いてはいけません」
レバーが起きるまではきっと1秒も満たない、つまり問題集を開けば…
「そんなの！開いた瞬間レバーが起きて…」
「そう。ほぼ確実に爆発を食らう」
『圧倒的にタコが不利ね』
「理事長らしい暗殺の仕方だね」
私とカルマが話している間に、理事長が聞いた問題にサラリと答える竜馬に少し驚いたのは内緒だ←
2019.4/15
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くる子 - 続き楽しみにしています！頑張って下さい (2019年10月9日 16時) (
レス) id: a7b97770d9 (このIDを非表示/違反報告)
kiri(プロフ) - はああああああ？！なんてこと！！！素敵すぎやしませんかい？！好きです！！！←語彙力 (2019年6月8日 14時) (レス) id: 0dfe216fbd (このIDを非表示/違反報告)
チェリーパイ(プロフ) - さくやさん» 一番好き！？身に余るお言葉です！！！ありがとうございます！！これからもよろしくお願いしますです！！^^ (2019年4月10日 9時) (レス) id: 76f7a24a57 (このIDを非表示/違反報告)
さくや(プロフ) - 暗殺教室の小説のなかで、1番好きな小説だったので、更新してもらえて、すっごく嬉しいです！ (2019年4月9日 20時) (レス) id: 981eabd38b (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - 本当面白くて面白くて！これからも更新頑張ってください (2019年1月2日 12時) (レス) id: 227c03626a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チェリーパイ | 作成日時：2017年12月17日 15時
