△ ページ6
ドアを開けると、そこには紺色のエコバッグを片手に提げたA先生がいた。
多分、フラワーロードの特売セールに行ってから、ここに来たのだろう。
慌てて二階から下りてきていたオレは、さっきまで読んでいた手紙を持ってきてしまっている。
オレの手にある手紙を見て、
A先生は言った。
「あ!その手紙!」
「え、あ……」
「やっぱりケータ君が持ってたんだね。さっきぶつかったときに落としたんじゃないかと思って……」
「せ、先生……」
そうだ……。
この手紙は、本当にA先生がオレに……。
「せ、先生……オレ」
「良かった〜。
それ明日カンチ君に渡すやつなんだ」
「え……。
えっ?」
固まるオレの手から手紙をすっと抜き取ると、
「拾ってくれてありがとうね!
おじゃましました」
とぺこりと頭を下げて帰っていった。
先生が外に出てドアがしまったあとも、
オレは何も言えずに玄関先に突っ立っている。
「け、ケータきゅん……」
「ケータ……」
廊下で2人の妖怪がオレを哀れんでいた。
「こっ……、
こんなのぜったい妖怪の仕業だあああ!!!!」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーパーソン
土蜘蛛さん
40人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
莉奈 - とても面白いです。これからも更新頑張ってください。応援してます。 (2018年9月21日 8時) (レス) id: 59f256afe6 (このIDを非表示/違反報告)
惠里子(プロフ) - 春桜咲都さん» 本当に嬉しいです!めちゃくちゃ嬉しいです!嬉しすぎてコメントを読んだあとしばらくひとりで「ひゃー」ってなってました(笑)良い作品が書けるよう、これからも精進いたします!ありがとうございます! (2018年4月12日 12時) (レス) id: e8c22bb6a4 (このIDを非表示/違反報告)
春桜咲都 - 素晴らしいお話でした。読んでいてとてもおもしろく、読みごたえがありました。惠里子さん、これからも頑張ってください。私はずっと、あなたのファンでいます! (2018年4月12日 11時) (レス) id: 6207eb1882 (このIDを非表示/違反報告)
惠里子(プロフ) - 萌月姫さん» 「心暖まるお話」だなんて、すごく嬉しいです!ありがとうございます! (2018年4月2日 19時) (レス) id: e8c22bb6a4 (このIDを非表示/違反報告)
萌月姫(プロフ) - 番外編も面白かったです!心暖まるお話でした! (2018年4月2日 12時) (携帯から) (レス) id: 876c31ca14 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:惠里子 | 作成日時:2018年2月23日 22時