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「ありがとう…先生」
「華ちゃん！無事で良かった…。
えっと…あなたに何言おうとしてたんだっけ？
あ、そうそう！」
先生は一枚の絵を取り出した。
それは、少し前の図工の授業で私が描いた自画像。
「これ、さっきスプレー取りに学校戻るついでに持ってきたの。
華ちゃん、絵はうまいけど、これちょっと悲しい表情だから描き直しね。
もう一回、笑顔で!!」
先生は笑ってそう言ってくれたけど…。
「でも、もう私、笑顔になんかなれないよ。
クラスのみんなに嫌われちゃったし…」
言葉にすると涙が出そうになる。
うつむいた私に、先生が言った。
「そんなことないよ？ほら」
先生が路地裏の外を指さした。
するとどかどかと大量の足音が聞こえてくる。
路地裏に人が入ってきた。
…え？
「華ちゃん！」
「良かった、無事みたい」
「うわ、男がいっぱい倒れてる!?」
クラスのみんな？どうして…。
「これ、全部A先生が？」
倒れていた男たちを見てびっくりしたらしい担任の先生が、副担任の先生に尋ねる。
「あー…はい！
実は昔、合気道やってたんですよ〜！」
うそつけ…、と男たちが思ったのは間違いない。
「A先生から連絡もらってかけつけたんだ。A先生のあんな慌てた声、初めて聞いたから」
未だに頭の整理ができていない私に、クラスの子たちが言う。
「ま、いろいろあったけどさ、同じクラスの仲間なんだし！」
……！
「みんなっ、今までごめんなさい!!」
涙でぐちゃぐちゃの顔のまま、ひざまずいて、土下座するような形でクラスのみんなに謝った。
「華ちゃん、立って？」
そんな私を、腕を持って立たせてくれたのは副担任の先生。
「先生…」
「姪原、先生たちと一緒に、学校のみんなに謝ろう」
「けじめつけないと。ね、華ちゃん？」
2人の優しい先生に言われ、無言でうなずいた。
学校に戻ろう。
そう思ったとき…。
「華!!!」
もう1人、遅れて路地裏に入ってきた人がいた。
「お母さん!!」
仕事中じゃ…？
「華ちゃんのお母さん、ボロボロじゃないですか!!」
見るとお母さんは服も顔も汚れていた。
「わけあって走ってきたら途中で転んでしまったんです。
そんなことより華…、私はあなたに謝らなければなりません…」
え…？
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- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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海葉(プロフ) - 明石美音子さん» あっスミマセン、レスボタン押すの忘れてました(-.-;) (2017年12月3日 11時) (携帯から) (
レス) id: f36489ca03 (このIDを非表示/違反報告)
海葉(プロフ) - ﾊｯ!(゜ロ゜)使用済みという考え方がありましたか！そうかもしれませんねぇ(笑)大将組はもちろん、皆さん変だったので、ツッコミ役三人組に期待してしまいましたよ(笑) (2017年12月3日 11時) (携帯から) (レス) id: f36489ca03 (このIDを非表示/違反報告)
明石美音子 - 海葉さん» ありがとうございまーす！そうだったんですか!?嬉しいです！大将さんたち登場しましたね！もういろいろ面白くてずっと笑ってました(笑)オロチさんがマフラー龍の頭にまでブリーフ被せてたのが印象的でした(笑)あれは新品なのか、それとも彼の使用済みなのか…。 (2017年12月3日 0時) (レス) id: e8c22bb6a4 (このIDを非表示/違反報告)
海葉(プロフ) - 続編おめでとうございまーす！私はよく宗像ちゃんを思い出して頑張っている人の一人です、いつもありがとうございます…！ああ、そういえば大将組、先週出てきましたよね！どうでした？(私はオロチさんのブリーフの身につけ方が好きですね（笑）) (2017年12月2日 20時) (レス) id: c9a6b087d8 (このIDを非表示/違反報告)
明石美音子 - ユカ松♪さん» どういたしまして！ありがとうございます！お気に召されたなら良かったです！ (2017年11月22日 22時) (レス) id: e8c22bb6a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明石美音子 | 作成日時：2017年10月9日 21時
