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「姪原…？」
あのあと、男の人たちに連れてこられたのは、薄暗い路地裏だった。
しかもそこには大勢の、仲間らしき男の人たちもいた。
名前を聞かれたため答えると、男の人たちは目を丸くする。
「君、もしかして、最近ここら辺に引っ越してきたって噂の、あの姪原議員の娘さん…!?」
「マジっすか？」
なんでそんなことが噂になってるんだ。
「…そんなことより、学校ぶっ壊してくれるの？くれないの？お金はちゃんと払うから…」
「もっと楽に稼ぐ方法思いついちゃった」
男たちのボスらしき人が言う。
なんだか嫌な予感がする。
「この子を拉致して、議員さんから大金をゆすり取っちゃおう！」
「それいいっすねーっ」
男たちがわっと盛り上がる。
「親は関係ないでしょ!!」
柄にもなく大声で怒鳴ってしまった。
「…その前に、この子、かわいがっちゃっていいすか？」
男のうちの一人がそう言うと、ボスがこちらに歩いてくる。
「いいねー♡結構ボクのタイプだし」
男たちがニヤニヤ笑っている。
どうしよう…？
このままじゃ私…拉致されちゃうの？
身の危険を感じ、走って逃げ出した。
「待てこのヤロッ!!」
「焦ることはねーよ。あんな細い足で逃げられる距離なんてたかがしれてる。…追うぞ」
男たちのそんな会話なんか聞こえずに。
どうしよう？どうしよう…!?
このままじゃ捕まっちゃう。
逃げなきゃ…！
路地裏を走り抜けて、必死で腕を振って走る。
どこに行けばいい？そんなことも分からないくらいに混乱していた。でも、逃げなきゃ…とにかく、どこか遠くに…！隠れなきゃ！
しばらく走ったところで、電話ボックスを見つけた。
そうだ、公衆電話！
ポケットの中のがま口を思い出す。
電話ボックスの中に入り、隠れるように体勢を低くして、
がま口から小銭を取り出したところで、あることに気付いた。
お母さんのケータイ番号と、家の電話番号が書いてある紙が、ランドセルの中だったのだ。
ランドセルは今学校にある。
どうしよう…？
とにかく、とにかく、誰か…！
パニックになる頭。私の指は反射的に、ケータイ番号の冒頭に多い「090」という数字を押していた。
あとの数字を適当に押してしまったら、見知らぬ誰かに繋がってしまうかもしれない。
今はそんなこと構わない。
誰かに、何かに叫びたかった。
「たすけて」って。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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海葉(プロフ) - 明石美音子さん» あっスミマセン、レスボタン押すの忘れてました(-.-;) (2017年12月3日 11時) (携帯から) (
レス) id: f36489ca03 (このIDを非表示/違反報告)
海葉(プロフ) - ﾊｯ!(゜ロ゜)使用済みという考え方がありましたか！そうかもしれませんねぇ(笑)大将組はもちろん、皆さん変だったので、ツッコミ役三人組に期待してしまいましたよ(笑) (2017年12月3日 11時) (携帯から) (レス) id: f36489ca03 (このIDを非表示/違反報告)
明石美音子 - 海葉さん» ありがとうございまーす！そうだったんですか!?嬉しいです！大将さんたち登場しましたね！もういろいろ面白くてずっと笑ってました(笑)オロチさんがマフラー龍の頭にまでブリーフ被せてたのが印象的でした(笑)あれは新品なのか、それとも彼の使用済みなのか…。 (2017年12月3日 0時) (レス) id: e8c22bb6a4 (このIDを非表示/違反報告)
海葉(プロフ) - 続編おめでとうございまーす！私はよく宗像ちゃんを思い出して頑張っている人の一人です、いつもありがとうございます…！ああ、そういえば大将組、先週出てきましたよね！どうでした？(私はオロチさんのブリーフの身につけ方が好きですね（笑）) (2017年12月2日 20時) (レス) id: c9a6b087d8 (このIDを非表示/違反報告)
明石美音子 - ユカ松♪さん» どういたしまして！ありがとうございます！お気に召されたなら良かったです！ (2017年11月22日 22時) (レス) id: e8c22bb6a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明石美音子 | 作成日時：2017年10月9日 21時
