七夕 *解説* ページ20
この詩に出てくるのは大学生の男性です。
この詩は主に彼の回想です。
彼には高校生の時から付き合っている
彼女がいました。
彼女は都会の大学に進学し、
彼は地元の大学に進学しました。
かなり距離が離れてて
会おうと思っても長い休みの時ぐらいしか
会えないだろうな。
そんな彼の心を察して
彼女は夏休みに戻ってくると約束し、
離ればなれになった後も
毎日のようにメールを送りました。
そうして時は流れ、
夏休みになった７月６日の夜のこと。
彼女から唐突に
「明日会いに行くから待っててね！」
とメールが来ました。
いつも突然な彼女に彼は苦笑して
でも本当はすごく嬉しくて。
一晩中眠れませんでした。
次の日。
彼女と待ち合わせていた場所に
一時間ほど早く着いてしまった彼。
子供みたいにワクワクしてる自分に
苦笑いしながら
彼女がやってくるのを
今か今かと待っていました。
ところが。
時間になっても過ぎても
彼女は現れませんでした。
昨日のメールは
彼女の悪戯だったのか。
でも、こういう大事なことで
彼女は嘘をつかないということを
彼はよく知っていました。
時計の秒針が１秒ずつ刻まれるごとに
何かあったのではないか、という
焦りが募っていく…。
その緊張した空気を貫いたのは
一本の…彼女の母親からの電話でした。
衝撃に足をもつれさせ、転けそうになりながら
彼は彼女のもとへ向かいました。
彼女がいるという病院に
何とかたどり着き、彼が見たのは。
…変わり果てた彼女の姿でした。
彼女は彼と待ち合わせしていた場所に
向かう途中、
信号無視のトラックに跳ねられ
即死した。
こんな残酷なことがあるのか。
泣いても泣いても彼の涙は
止まることを知りませんでした。
そうして彼女が亡くなってから２年が過ぎた
７月７日の夜のこと。
ふと星空を見上げると
彼は彼女とした約束を思い出しました。
【一緒に織姫と彦星を見る】
と言うささやかな【約束】
それと同時に
【もし…もしもだよ？私たちが織姫と彦星みたいに離れていても、私はずっとあなたのことを思ってるから】
あの日のメール。
彼は【何言ってるんだよ】と笑い飛ばしたけど。
あれは彼女なりの
【さよなら】だったのかもしれない。
七夕は１つだけ願いが叶うという。
叶うのなら【もう一度君に逢いたいよ】
織姫と彦星が一年に一度出会えるように。
七夕を題材にして作ってみました(^^)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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フクロウ(プロフ) - 蝶奈さん» そうなんですか…私もなんです(;_;)いつも自分の気持ちに素直になれなくて(^^; (2013年6月2日 18時) (
レス) id: d159fae5c0 (このIDを非表示/違反報告)
フクロウ(プロフ) - 雀＠ゆめちんさん» そうなんですか…(;_;)恋って難しいですよね…(-_-;)コメントありがとうございましたm(__)m!! (2013年5月26日 20時) (レス) id: d159fae5c0 (このIDを非表示/違反報告)
雀＠ゆめちん(プロフ) - 最初の詞が、とっても共感できました。僕も失恋したばっかなので･･･(^^*) (2013年5月19日 19時) (レス) id: bfac2303dc (このIDを非表示/違反報告)
フクロウ(プロフ) - 悪戯さん» ありがとうございますm(__)m頑張ります(^^) (2013年4月25日 20時) (レス) id: d159fae5c0 (このIDを非表示/違反報告)
悪戯 - 鈴木さん» どこがイタいんですか？ うちには分かりません (2013年4月25日 19時) (レス) id: d7a13e9934 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フクロウ x他1人 | 作成日時：2013年4月11日 23時
