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実弥に聞きたい事 ページ42

仁也side

「ただいまー」

そう声をかけ、屋敷の扉を開ける。返事は帰って来ない。

縁側か稽古場かな?

そう思ったので、先に訓練所を見に行く。

稽古場の戸を開けると獪岳と実弥が木刀で稽古してた。

獪岳「雷の呼吸…参ノ型…聚蚊成雷!」

実弥「風の呼吸…伍ノ型…木枯らし颪!」

「……狂也…これ終わるまで待ってた方がいいよね」

狂也「あぁ……」

稽古が終わるまで入口で突っ立っている仁也

にしても本当に……

「なぁんでうちの継子達はあんなにも顔がいいのかねぇ…」


仁也が帰ってきてから30分後………

実弥「はぁ……はぁ……今日は…このくらいにしといてやる…はぁ…はぁ…」

獪岳「はい……ありがとう…ございました…はぁ…はぁ…」

「ふふっ。おつかれ、2人とも。んでただいま」

実弥「んぁ?あァ、仁也…おかえりィ…」

獪岳「師範…おかえり…なさい…」

「お風呂できてるから、2人共先に入ってきな〜」

獪岳「わかりました」

実弥「おう……」

風呂場にて……

獪岳「そういや実弥さん、師範って何で俺らと一緒に風呂入ろうとしないんすかね…なんか知ってますか?」

実弥「あー……まァなんか理由あんだろ…」

獪岳「はぁ…」

腑に落ちない獪岳

2人がお風呂に入ってる時に夕餉の支度をする仁也

獪岳に仁也の事を話していいのか悩む実弥

✂- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -

2人が出てきて、夕餉を食べ終えた後……

鎹鴉「カァー!カァー!ニンム!ニンム!カイガク!アガツマゼンイツとゴウドウニンム!」

獪岳「お…善逸とか。じゃあ、師範、実弥さん、行ってきます」

「うん、行ってらっしゃい」

実弥「おう」

…………………………………

「実弥」

実弥「なんだァ?」

「実弥ってさぁ…兄弟・兄妹いたの?」

実弥「…………俺に弟なんざいねェ…」

「やっぱり。居たんだね。妹は?」

実弥「………」

「…沈黙は「居た」と捉えさせてもらうよ」

実弥「それでェ?そんなこと聞いてどうするんだよォ…」

「…別に。特にどうもしないよ。実弥が過去に何があったのかとかも別に掘り下げる訳じゃない。ただ…言いたい事があるのなら…生きて会えるうちに言っておきなさい。亡くなってからじゃ…遅いんだから…」

実弥「……………」

「………夜の散歩に行ってくる。獪岳が戻るまでには戻るよ。それじゃあ」

ピシャン

実弥「………会える内に…か」

実弥『…近い内に蝶屋敷か悲鳴嶼さんとこ行ってみるかァ』

夜のお散歩→←番外編・継子達と○○しないと出られない部屋に閉じ込められた件について(微キャラ崩壊アリ☆)



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設定タグ:不死川実弥 , 鬼滅の刃   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:白百合 | 作成日時:2020年4月3日 22時

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