休暇じゃわっしょい-3 ページ24
村人達side
村にやって来た2人の鬼狩様が商店街を歩いている。
小さな女の方は闇咲様。村長様曰く、昔この村を救って下さった方らしい。とても可愛らしい。
闇咲様のすぐ横を歩く男の方は不死川様。先日、村人の内の2人が起こした事件によって生まれた鬼の頸を切ってくださった方だ。顔に傷があり、風貌がとても怖い方だが、闇咲様と並び話をされる時は笑っている。顔が良い。お二人はとても美男美女だ。
俺は先程、闇咲様にどんな店があるのかを聞かれたので答えたが、闇咲様のお声はこう…とても安心するような声をしていた。
狂花「実弥、あそこのお店を見てもいいかい?」
実弥「はい、行きましょう。師範」
お二人は雑貨の店に入ったようだ。暫くして、不死川様が先に出てきた。何かを買ったらしく、品物を見て微笑んでいる。俺は気になって、不死川様に訪ねた。
「不死川様。何をご購入なされたのですか?」
不死川「ん?あぁ…簪だ…師範に贈る…」
「簪…ですか…」
不死川「…?なんだよォ」
「あ、いえ!なんでもありません!」
………不死川様も隅に置けないな…男性から女性に簪を贈る意味…それは…______________
……まて…不死川様、意味に気付いていらっしゃるのだろうか…
狂花「実弥、お待たせ。次はどこに行こうか」
不死川「そうですね…あ、ここなんてどうでしょうか。」
狂花「!良いね、行こうか!」
…………俺は思う事がある。あのお2人はお付き合いなさってないのだろうか…やけに距離が近いというか…師範と弟子ってあんな感じだっけ…?
俺はこの時気づいていなかった…お2人を影から狙おうとしている奴らが居ることに…
?「…なんだあの男……………チッ…」
?2「まぁまぁ…落ち着けって。にしてもよォ上玉じゃねぇか…あの鬼狩様よォ…」
?3「そうだな…村長様からは絶対に手を出すなと言われてるが…んなこと気にするこっちゃねぇ…あの二人が別れた時にやっちまおうぜ」
?2「そうだな…」
当の本人達と言えば…………
狂花「このお店のお蕎麦美味しい…」
実弥「うめぇ…」
店の女将「勿体なきお言葉…!あ、そうでした!この店の右斜め前に美味しい甘味処があるんですよ!甘い物がお嫌いでなければ是非食べてください!」
実弥「!師範…」
狂花「………ふふっ…実弥、ほんと好きだね。いいよ。食べてから行こうか。」
実弥「はい!」
商店街を満喫していた………
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彼岸花(プロフ) - シホニャンさん» 面白いっていってくださってありがとうございます!更新頑張ります! (2020年3月18日 18時) (レス) id: 3fbb5787e5 (このIDを非表示/違反報告)
シホニャン - 実弥最高!!実弥師範ってゆう小説初めで見たけど面白い!更新楽しみにしてます。応援しています。 (2020年3月18日 18時) (レス) id: 39a09b6cce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白百合 | 作成日時:2020年2月11日 16時