弐 ページ44
『二人にとって、影は食料なんだよね？それで私とシャオちゃんに取っては、倒すべきもの。
これってさ、お互いwin winな関係になることってできると思うの！』
ひ「Aちゃん？」
訝しげな視線を向ける二人の手を取り、目を合わせて告げる。
『協力しようよ！二人は影を食べられるし、私達は町を守れる。
そうだな……黄魄神社の狛犬、ううん、狛狼ってポジションでさ！』
ロ「……へ？」
ゾ「は……？」
シ「お、おいAッ！！」
その場にいた全員がキョトンと目を丸くさせる。
そしてシャオロンは叫びながら、私の腕を引いた。
シ「A、自分で何言うてるかわかっとるん！？境内に妖怪の出入りどころか、居座らせることを許すってことやで！！？」
『そうだけど？』
シ「バカなこと言うなや！！そんなことを許可できるのは神社に奉られた神か、その神社の正統継承者しか……ッ！！」
オ「……あ」
『シャオちゃん』
オスマンは何かに気がついたように声を漏らす。
私は私の腕を揺するシャオロンの腕を掴み、ニッコリと笑って言った。
『今の黄魄神社の正統継承者は、だれ？』
シ「……ッ！！」
ｼｮ「……Aさん、っすね」
オ「考えたなぁAちゃん」
シ「……だけど！！」
『シャオちゃん』
納得がいかない様子のシャオロンの手を両手で包み込む。
……どんなときも私を守ってくれた、暖かい手。
『……心配してくれてありがとう。でも、大丈夫だよ。二人は悪い人じゃない。
それにシャオちゃんだって、今二人が境内に入っていることを許してるじゃん』
シ「……ッ」
くるりと体の向きを変えて、唖然としている二人に向けて手を伸ばす。
『もし嫌なら断ってもいいよ。自分の生き方は自由だもんね。
でも、もし一緒に協力してくれるなら。
＿＿その時は、黄魄神社は二人のことを歓迎するよ』
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シリウス(プロフ) - フェノさん» コメントありがとうございます！そう言っていただける作品を書ききることができ、嬉しいです！ここまで本当にありがとうございました！ (2019年10月12日 17時) (
レス) id: 6232b3f710 (このIDを非表示/違反報告)
フェノ(プロフ) - 完結おめでとうございます！そしてお疲れ様でした！とても面白くて、毎回の更新が待ち遠しくなるほど大好きでした！！番外編も、無理しない程度にがんばってください！！これからも応援してます！ (2019年10月9日 22時) (レス) id: dddb82ec89 (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - 鈴蓮さん» コメントありがとうございます！ここまで本当にありがとうございました……！！ (2019年10月9日 16時) (レス) id: 6232b3f710 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蓮(プロフ) - 完結おめでとうございます……！ (2019年10月9日 7時) (レス) id: 4a95fce3d1 (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - 千12さん» プロ結果！！((殴 すみません調子乗りました← コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年9月28日 17時) (レス) id: 6232b3f710 (このIDを非表示/違反報告)
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