集うモノ ページ33
ロ「ほらほらどうしたん？避けてばっかじゃ俺は止められへんで！！」
『く……ッ！』
ロボロの攻撃を弓で受け流しながら、走り続ける。
『ロボロ聞いて！！戦ってる暇なんてないの！もしかしたら……ッ！』
ロ「口動かす暇あるんやっタら、反撃の1つでもしたらどうや！？」
『ロボ……ッ！！』
振り返った次の瞬間、ロボロの鋭い爪がこちらに降り下ろされるのが見えた。
ダメだ、避けられない＿＿ッ！！
痛みを覚悟して目を固く瞑る。
ロ「さよならや、A」
キイィンッ
まるで耳鳴りのような高い音が辺りに響き渡る。
『……ッ』
予想していた痛みが来ることはなく、恐る恐る目を開ける。
するとそこには、ガラスのようなものの奥で目を丸くさせるロボロの姿があった。
『え……？』
私とロボロの間を区切る、透明な壁。
これは……「結界」？
？「……間に合った」
ロ「誰やッ！！」
ロボロは私の背後を睨み付けて、唸り声をあげる。
それに釣られて私も振り返ると、私のすぐ後ろにはお坊さんのような格好をした男性が立っていた。
もしかしてこの「結界」は、この人が……？
？「黄魄神社の巫女さんっすよね？……あの人狼についている影、気がついてます？」
『ッ！……はい』
お坊さんからロボロへと視線を移す。
……先程から感じていた、ロボロに取りついている影。
あの様子だと、かなりロボロの心の奥まで入り込んでる。
影を倒すには、まず影とロボロを引き離さなきゃ……ッ！
結界の奥のロボロは、結界に向けて何度も爪を降り下ろす。
？「さすがっすね。じゃあ、やることはわかってますね」
『だけど、どうしたらロボロから影を引き離せるか……』
？「そのために呼びに行ったんすよ」
『え？』
オ「影の次は人狼か。ホンマこの町は退屈しないめう」
ひ「おまたせ、Aちゃん」
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シリウス(プロフ) - フェノさん» コメントありがとうございます！そう言っていただける作品を書ききることができ、嬉しいです！ここまで本当にありがとうございました！ (2019年10月12日 17時) (
レス) id: 6232b3f710 (このIDを非表示/違反報告)
フェノ(プロフ) - 完結おめでとうございます！そしてお疲れ様でした！とても面白くて、毎回の更新が待ち遠しくなるほど大好きでした！！番外編も、無理しない程度にがんばってください！！これからも応援してます！ (2019年10月9日 22時) (レス) id: dddb82ec89 (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - 鈴蓮さん» コメントありがとうございます！ここまで本当にありがとうございました……！！ (2019年10月9日 16時) (レス) id: 6232b3f710 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蓮(プロフ) - 完結おめでとうございます……！ (2019年10月9日 7時) (レス) id: 4a95fce3d1 (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - 千12さん» プロ結果！！((殴 すみません調子乗りました← コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年9月28日 17時) (レス) id: 6232b3f710 (このIDを非表示/違反報告)
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