No.40 友達 ページ43
コ「要は羊飼いにおける牧羊犬やな。監視、保安、商品の向上。俺はママが家畜を統制する上で、望む方向に内から誘導する装置や」
何食わぬ顔で俺らと同じ家畜のフリをして、何年もずっと……？
ト「……装置もスパイもコネシマ1人やな？全部知っていて農園に加担してきたんやな？」
コ「そうや」
余裕の笑みを浮かべるコネシマの襟元に掴みかかる。
ト「全て嘘だったんか？ママにどこまで話した？発信器は壊せるんやろな？」
コ「それ聞いてどうするん？返答次第で俺を切るか？」
ト「……切らへんよ。コネシマには今まで通り俺らの側にいてもらう」
コネシマを通して、今の状況を制御できている。
それでママが俺らの即出荷をしないでいるのなら、コネシマを手放すのは俺らにとって普通に危険だ。
ゆっくりとコネシマの襟元から手を離した。
ト「よかったな。お前はミスを隠し通せる」
コ「……何が望みなん？」
ト「3つ。
1、今まで通り側にいて俺らの安全を保証すること。
2、コネシマが持ってる全情報の開示。
3、寝返る」
コ「ッ！」
ト「今度は俺らのスパイになってや」
コ「……俺【ら】？」
コネシマが眉を寄せた次の瞬間、小さな音を立てて、部屋の扉が開いた。
鬱「言われてた通り、扉を挟んで話は全部聞いてたで」
ロ「まさか、スパイがコネシマやったとわなぁ……」
そう笑いながら部屋に入ってくる2人。
コネシマは一瞬だけ目を丸くした後、俺を睨み付ける。
ト「俺らの下より、ママの下の方が居心地ええん？」
コ「……当たり前やろ。てか、端からそれが目的なら黙って俺を利用すればええやん。有無を言わせず利用して、いざ決行で切り捨てる、そっちの方が確実やろ。
トントン、お前何企んどるんや？」
ト「何も企んどらんよ」
＿＿置いていけない。これ以上、家族が死ぬのは嫌だ……ッ！
ト「……ただ、Aだったらどうするか、考えてみただけや。
それで俺も気が変わった。俺もコネシマを信じたい。敵である前に友達やって」
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ウイ(プロフ) - え、イラスト上手すぎやないかぁ〜？(殴 はい、すません。これからも応援してます！頑張ってください！ (2022年3月19日 20時) (
レス) @page14 id: 00820fe97a (このIDを非表示/違反報告)
mio@厨二病(プロフ) - シリウスさん» イラストできました！コミュの方にURL貼っておきましたので是非… (2019年5月5日 17時) (レス) id: 29850b4b9c (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - うさまるさん» コメントありがとうございます！全然気がつきませんでした……3ではなく4でしたね。ありがとうございます！ (2019年5月5日 16時) (レス) id: 6232b3f710 (このIDを非表示/違反報告)
うさまる(プロフ) - NO.8って…フルスコア4匹じゃないですか？間違ってたらごめんなさい！ (2019年5月4日 23時) (レス) id: 882049990d (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - mio@厨二病さん» コメントありがとうございます！寧ろ書いていただけるんですか！？こんな作品のイラストでよろしければ、ぜひ……！ (2019年5月4日 16時) (レス) id: 6232b3f710 (このIDを非表示/違反報告)
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