No.17 2人 ページ20
翌日の遊び時間。
私とトンくんは真っ先に森へと向かった。
……物置部屋に、縄は置いていなかった。
おそらくハウスの生活では必要のないものだからだろう。
だけど……
『これでロープゲットだね！』
ト「これで塀は越えられる」
ママにバレないように服の下のお腹に巻いていた、細く切った【テーブルクロス】を外す。
そしてそれを袋に入れて、木の穴に入れた。
ト「難題はここからや。どうやって全員を連れ出すか……」
『……ねぇ、トンくん。鬱くんとコネくんには、話しても大丈夫なんじゃないかな？』
ト「それは俺も考えてた。あの2人ならパニックになったりしないやろうし、物知りな分機械にも詳しい。きっと戦力になってくれるやろ。……だけど」
『だけど？』
ト「……2人には俺から話すわ。だからAは1度戻って……」
コ「はぁ？今話せや」
『んんッ！！？』
鬱「やっほー」
いつの間にか、近くの木に寄りかかっていた例の2人。
腕を組んで眉を寄せるコネくんと、笑いながら小さく手を振る鬱くん。
『コネくん！？鬱くん！！？』
ト「お前らいつの間に……」
鬱「こっそりついてきたんやけど、2人とも全っ然気づかへんから」
コ「いい加減気になるわ、お前らなんか隠してるやろ！！」
コネくんは私とトンくんをの後ろに立ち、ガバッと両手を2人の肩に乗せる。
コ「門で何があったんや？」
『……え？』
そのままじわじわとコネくんは腕に力を入れ、私達の首を絞める。
コ「明らかに様子おかしかったやろ！！【間に合わなかった】言うとんのにお前ら手ぶらやし！！」
鬱「ん？手ぶら？」←
コ「あれで何もないわけないやん！！吐け！！」
『ちょ、ギブギブ……うッ！』
ト「コネシマッ、落ちつけ！落ちつけ！！」
しばらくしてから、コネくんの腕から解放してもらう。
そして少し咳き込んでから、トンくんと視線を交わす。
『……2人は、助けてくれる？』
コ「はぁ？」
鬱「……うん。どんなことでも、2人が困ってるんやったら助けたるわ。な、コネシマ？」
コ「お、おう」
ト「……落ち着いて聞いてな？
俺らは全員、ここから逃げなきゃいけないんや」
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ウイ(プロフ) - え、イラスト上手すぎやないかぁ〜？(殴 はい、すません。これからも応援してます！頑張ってください！ (2022年3月19日 20時) (
レス) @page14 id: 00820fe97a (このIDを非表示/違反報告)
mio@厨二病(プロフ) - シリウスさん» イラストできました！コミュの方にURL貼っておきましたので是非… (2019年5月5日 17時) (レス) id: 29850b4b9c (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - うさまるさん» コメントありがとうございます！全然気がつきませんでした……3ではなく4でしたね。ありがとうございます！ (2019年5月5日 16時) (レス) id: 6232b3f710 (このIDを非表示/違反報告)
うさまる(プロフ) - NO.8って…フルスコア4匹じゃないですか？間違ってたらごめんなさい！ (2019年5月4日 23時) (レス) id: 882049990d (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - mio@厨二病さん» コメントありがとうございます！寧ろ書いていただけるんですか！？こんな作品のイラストでよろしければ、ぜひ……！ (2019年5月4日 16時) (レス) id: 6232b3f710 (このIDを非表示/違反報告)
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