瞬間、恋をした。② (ページ25)

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車で特に話すことなく、私の家についた。

『佐野くん、今日は迷惑かけてごめんね。ほんとに助かったよ。ありがと！』

玲「いーえ。真白さんの為なら何でもしますよ」

『…もう。なにそういうの大丈夫だから』

それじゃ、ゆっくり休んでくださいって佐野くんが告げて車が動き出す。

見えなくなるまで手を振った。

その後2日間は元々仕事が休みで、家でゆっくり過ごした。

風邪が治って、出社する。
背の高い男性がエレベーター待っているのを見つけて駆け寄る。

『健二郎さん、おはようございます』

健「おっ！真白やないか！体調はどうや？」

『おかげさまでもうバッチリです！ご迷惑おかけしてすみませんでした』

健「そらよかったわ。迷惑とかそんなん気にせんでええねん」

エレベーターがきて、それに乗り込む。あまり人は乗っていない。

『健二郎さん、後でお話があるんですけど大丈夫ですか？』

健「おお、ええで」

エレベーターのシーンとした空気に耐えること数十秒して、商品部のフロアに着く。

自動販売機がある所に休憩スペースみたいなのがあってそこに行って話す。

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