瞬間、恋をした。② (ページ22)

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フワフワした浮遊感を感じたり、少し甘い香りがして目が覚める。

天井の高さだとか、枕とか布団の感じが違うとか。

『…ここどこ』

倒れたのは覚えてるけど、それ以降わからず困惑。

少しの間、寝転んだままぼーっとしていたら足音が聞こえてきて部屋に誰かが入ってくる。

焦って目を閉じて寝たふりをする。

玲「真白さん？…まだ起きてないか」

足音が近づいてくると思ったら、すぐ隣で止まる。
ベットに座ったんだろう軋む音がした。

玲「…早く起きてくださいよ」

ごめん起きてるって心の中で謝る。

顔にかかる髪を避けられて顔を撫でられたと思ったら、口の端の口角の下辺りに柔らかい感触が。

……え、キスされた？

驚きのあまり目を開けそうになったけどこらえた。

玲「…なにやってんの、俺」

ポツリと呟かれた一言。ほんと何やってんのって心の中でツッコミを入れる。

すぐベットから降りて足音を立てていなくなる。

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