瞬間、恋をした。② (ページ17)

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メニュー見てたらさっきの店員さんがお酒持ってきてくれた。
健ちゃんが女の子連れてくるの初めてだよって。

健二郎さん要らんこと言わんでええって言ってから注文したすぐに店員さんに追い払う。

健「じゃ、仕事お疲れってことで！カンパーイ」

『乾杯っ！』

グラスを合わせたあと、一気にお酒飲んで半分くらいになる。

健「こっち異動して時間経つけど、慣れたか？」

『いや、まだ全然慣れなくて。困ってます』

健「でも、真白見とって結構仕事できる思うで」

『えー、ほんとですか？』

仕事覚えいいし、細かいとこ気遣ってるやろ本間助かるわってすごいベタ褒めしてくれる。

お酒も進んで、仕事以外のことも話す。

健「真白って彼氏おらんのんか？」

『いないですよ～。そういう健二郎さんはどうなんです？』

健「俺か。俺も彼女おらんわ」

『えー、意外っ！彼女いると思ってました！』

なんや意外って、失礼やのうって笑って。

でも好きな人はおるで。って真剣な表情で言うからほんの少しドキッとしたのは秘密。

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