瞬間、恋をした。② (ページ1)

今日:13 hit、昨日:1 hit、合計:4,932 hit

50 ページ1

.

クリスマス以来、佐野くんに会わずに年が明けた。

連絡は頻繁に取っているし、年明けてすぐに新年の挨拶の連絡をがきたばかり。

年末年始は、私も実家に帰ってゆっくりしている。

母「優花、あなた久しぶりに帰ってきたからって羽のばしすぎじゃない？」

『だって、何にもしなくていいから。ついつい…』

母「お休みゆっくりするのはいいけど、もう遅いんだからお風呂入って寝たら？」

『はーい』

こたつから出てお風呂に入ろうとしたら携帯が鳴りだす。佐野くんから電話がかかってきた。

お母さんにやっぱりまだ入らないって一言伝えて、
部屋に戻って電話に出る。

『……もしもし、佐野くん？』

玲「真白さん。明けましておめでとうございます」

『うん。明けましておめでとう』

佐野くんの声を聞いたの久しぶりで、こんな声だったなって思った。

久しぶりで少しドキドキしている。

玲「…真白さん元気ですか？早く会いたいです」

『うん。私も早く会いたいよ』

.