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文を結んでから2日、Aはワクワクしていた。
文を結んだ次の朝、既に自分の文が無くなっていたからだ。
こんなにも早く誰かが気づいてくれた事がとにかく嬉しかった。
さて今日あたり返事があるのではないかと期待していそいそと庭に出る。
「あっ…!」
期待、通り。
その文は彼女が結んだ位置より少し高めの枝に、しっかりと結んであった。
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話をするのは構わない。
お前の名前を教えてくれ。
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短い、ぶっきらぼうな内容ではあったが、Aは嬉しくて仕方がなかった。
両親にバレたら叱られるだろうという心配も最早無くなり、逸る気持ちに任せて返事を書いた。
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鮭大根大好き - 何と切ない,,,泣泣猗窩座はやはり優しい,,,素敵でした! (2020年11月12日 20時) (レス) id: 206c89cdd5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 切なくて泣きました 私もアカザが好きなので読むのが楽しかったです (2020年5月5日 2時) (レス) id: 9f2a54f0b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mel | 作成日時:2020年3月8日 7時