第25話 ページ25
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｢そういや昔、通りすがりのキャバ嬢を助けたこともあったな｣
｢え…｣
｢客に言い寄られていたんだが、泣きながら助けを求められてな。放っておく訳にもいかねぇから、客を交番まで届けてやった｣
｢…さ、さすがです。リヴァイ部長｣
｢聞こえはいいが、ただ暴力で黙らせただけだ。そこらの輩と変わんねぇよ｣
そんな事ない。助けてくれたお陰で私は今ここにいるんだから。リヴァイ部長も覚えてくれていたんだ、そんな事が凄く嬉しくて泣きそうだ
｢そんなこと…そのキャバ嬢も部長に感謝してますよ、ずっと…｣
｢あぁ確か店でサービスまでしてくれたか…彼女とは、あん時が最初で最後だったが…あの笑顔は今でも忘れられねぇな｣
｢笑顔ですか？｣
｢危うく惚れちまう程に見惚れた。あの客が恋した気持ちも理解しちまうくらいな｣
やばい、今絶対に私の顔を彼に見せてはいけない。
顔が赤くて、涙が出そうだから不自然に思われる。
ずっと隠し通してきた事がバレてしまう。
それとも気づいて言ってる？
いや、そんな訳ない、あり得ない、あり得て欲しくない。だって、リヴァイ部長には彼女がいて、この感情を溢れさせてはダメなのよ。
もし彼が気付いていて、あえて言っているのなら自惚れてしまう。それこそ、私の感情が止められなくなる
｢A？｣
｢ッ…！｣
｢どうした、どっか痛む…の、か…｣
｢……｣
あぁ、終わった。
部長はそっと私の顔を覗き込んでは、頬に手をやり視線を合わせた。彼の瞳に映る私は情けない顔をしている
今にも泣きそうで、じんわりと熱をもった顔。
そんな私を見て部長も目を見開き、
驚きながら動揺している。
なんて言い訳をしようか…
｢すみません、あの…｣
｢…待て｣
｢…ッ｣
顔を逸らそうとした瞬間、彼はそれを止めるようにグイッとさっきよりも強い力で顔を上げさせる。
強引に絡み合った視線。再度、彼の瞳に映る私。
前髪を横に払われ、じっとただ見つめられている。
｢まさか、お前…｣
｢な、何ですか？｣
｢……あん時のキャバ嬢か？｣
｢……｣
お疲れ様でした、私の薔薇色、恋の人生。
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ああ - ハッピーエンドで終われて良かったです！面白かったです (10月7日 22時) (
レス) @page50 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - リヴァイファンにはたまりません！！好きです!! (2022年7月31日 14時) (レス) @page50 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
美緒ちゃん(プロフ) - 完結ありがとうございました。ハピエンですね。良かったです。次は、甘々シーンを増やしていただけると嬉しい限りです。 (2022年7月18日 21時) (レス) @page50 id: 4f2d722dc2 (このIDを非表示/違反報告)
はてな(?)(プロフ) - 夢梨さん» 夢梨さん、コメントありがとうございます！更新遅くて申し訳ないです…。完結できるよう頑張ります。最後までお付き合いください🙇🏻♀️ (2022年4月19日 18時) (レス) @page47 id: 2bed4e8e7b (このIDを非表示/違反報告)
夢梨(プロフ) - 書き直される前も書き直された後も面白いです！更新のたびに読んでいたら続きが気になりすぎるので、最近は更新話数をためてから一気に読むようにしています笑😅 完結まで頑張って下さい！ (2022年3月28日 21時) (レス) @page46 id: 2fea8fb6ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はてな(?)
| 作成日時：2021年5月30日 22時
