22話:手のかかる ページ24
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「え!?」
いきなりの質問に動揺を隠しきれない
私が返答に困っている間も美花ちゃんはどうなの?と答えを急かしてきた
「と、友達として好き、だよ?」
「嘘だ、
ほんとは恋してるくせに
もー…美花のお姉さんのくせに嘘つかないでよ」
「うっ……」
一瞬で嘘だと見破られてしまった
美花ちゃんははぁと大きなため息をついて、ベッドの横にあるタンスのようなものから一冊の本を取りだし、ペラペラとめくり始めた
「はい、これ見てしっかり勉強して
ほんとはお兄ちゃん渡したくないけどしょうがないから譲ってあげる
その代わりしっかりしないと怒るからね!!」
「は、はい……!!」
なんかいつの間にか立場逆転
私の方が世話されてる感じがするのだが
とりあえず美花ちゃんに渡された本に目を通す
なにかの雑誌らしく美花ちゃんが開いていたページを見るとそこには大きく「あなたの恋を成熟させる方法」と書かれていた
「それに書いてあるとおりにするんだよ
ほら、さっそく優斗お兄ちゃんとこ行って!」
「えっと……う、うん」
美花ちゃんに言われるがまま部屋を出る
そしてもう一度雑誌に目を落とすとそこには私にはとうてい出来なさそうなものが多く書かれていた
「まったく……世話のかかるお姉ちゃんだなー……」
1人になった病室で、彼女はそう呟いていた
「んー…どうしたものか」
優斗くんの部屋の前、私は未だに雑誌とにらめっこ中だ
というより読んでて思ったのだが美花ちゃんはどうしてこんな雑誌を持っているのだろうか
「……A!?なにやってんだよ、こんなとこで
ってなに読んでんだ?」
優斗くんが部屋から出てきてそう言う
私は慌てて雑誌を後ろに隠す
「あ、いや、なんでもないよ!!」
「……ま、いっか
A、これから中庭行かねーか?」
「うん」
深く追及されなくて良かった
こんなもの見られたら恥ずかしすぎる
もう一度雑誌の表紙を見る
今日に限ってカバンを持ってきていない
「おーい!A、早く来いよ!!」
既にかなり向こうにいる優斗くんが手招きをしている
とりあえず見つからないように頑張ろう
そう思い、私も歩き出した
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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アリア♪(プロフ) - ハル☆アオさん» ありがとうございます!! もう完成したので今からリンク貼りますね (2014年5月11日 22時) (レス) id: 9202271b30 (このIDを非表示/違反報告)
ハル☆アオ - 続編楽しみです!頑張ってください! (2014年5月11日 22時) (レス) id: ef349446ef (このIDを非表示/違反報告)
アリア♪(プロフ) - ふぇのーるふたれいんさん» ありがとうございます^^ 受験も終わり、時間も多くとれるので今のうちに頑張っておこうと思います!! (2014年5月10日 12時) (レス) id: 9202271b30 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇのーるふたれいん - 一周年おめでとうございます!最近更新が多くて嬉しいです!お母さんとどんな会話をするのか楽しみです(^-^) (2014年5月10日 11時) (レス) id: fce557f924 (このIDを非表示/違反報告)
アリア♪(プロフ) - ふぇのーるふたれいんさん» だ、大好きなんて言ってもらえるなんて嬉しいです!!頑張ります! (2014年4月27日 21時) (レス) id: 9202271b30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アリア♪ | 作成日時:2013年5月8日 18時