マフィアに所属する蒼い巫女【文豪ストレイドッグス】【太宰治】

【番外編】大晦日 ページ37

時｢お嬢ー酒注いでくれー｣
A｢はいはい、少し呑み過ぎじゃない？｣

そう云いながら私は時雨のお猪口にお酒を注ぐ
今日は大晦日。私と時雨は庭でばんしゃくをしていた
と云っても、私は主にお酌係だが

時｢にしても、大晦日にこんな風に杯をさせるとはな｣
A｢神社に居た時は大忙しでしたものね｣

マフィアに入る前に居た神社は小さいモノだったが、毎年多くの参拝客で賑わっていた

太｢おや、なんだ、もう2人で始めていたのだね｣
織｢邪魔するぞ｣
A｢治君に、さく？どうしたんですか？｣

入口の方から声がしたので振り向くと、治君とさくがいた

太｢Aちゃんと年を越したくてね。ルパンのマスターからいいお酒を貰ったから一緒にどう？｣
A｢いえ、私はお酒は・・・｣
織｢安心しろ、お前と太宰のはノンアルコールだ｣

そう云って治君とさくは私と時雨の間に座った

時｢おい、俺とお嬢の間にはi｣
織｢時雨｣
太｢ほら、Aちゃん。折角の大晦日なんだから、無礼講と行こうじゃないか｣
A｢もう、仕方ありませんね(クスッ｣
時｢・・・ま、お嬢が楽しんでんならいいか｣

―――――1時間後

弥都波能売神(ミツハノメノカミ)side

『全く、年を越すとか云っときながら、寝ちゃってるじゃない
しかも、こんな所で寝たら風邪ひくでしょうに』

私は太宰とくっついて眠っているAの髪を撫でた

『来年もいい年にしてあげる
今年1年お疲れ様
・・・即説(さて)、そろそろ神界に行って、新年を明かす準備しないとね』

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