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変わり者:太宰side ページ25

A「子供達と さく、賑やかですね」
店主「そうだねぇ」

織田作の行きつけらしい洋食店に行くと、美味しそうな臭いを漂わせる�稀哩(カレー)を食べているAちゃんと、店主らしきおじさんが喋っていた

A「あら、治君。お疲れ様」

私に気付いたAちゃんが此方を向いた

店主「お、Aちゃんの彼氏かい?イイ男を持ったねえ」
A「お、オヤジさん///」

おや、おじさん見る目があるねえ。Aちゃんも顔を真っ赤にして可愛いなぁ♪

太「Aちゃん、その�稀哩美味しそうだね。1口頂戴?」
A「嫌です。オヤジさん、治君に�稀哩1つ。あと、私ももう少しで食べ終わりますので、お代りお願いします」
店主「はいよ」

おじさんはカウンターの奥に行くと、�稀哩の乗ったお皿を2つ持って来た

店主「はい、お待ちどう」
太「有難う。頂きます」

Aちゃんがお代りするって事は余程美味しいのだろう。�稀哩を1口匙ですくって口に運ぶと・・・

太「辛っ!辛いよおじさん、これ辛い!隠し味に溶岩でも入れてるんじゃないの?!」
店主「情ねぇなぁ。そんなんじゃAかの男としてやっていけないぜ?」

Aちゃんを見ると、もう既にお代りした�稀哩を食べ終えるところだった

A「(パクッ)オヤジさん、お代り」

え、まだ食べるの?!

店主「はい、お待ち遠様。お、お帰り織田作ちゃん。子供達は如何だった?」

店の玄関の方を見ると、織田作が立っていた

織「際どかったが今回も敗北は逃れた。オヤジさん、これ、当分の子供達の生活費だ」
店主「大丈夫かい、織田作ちゃん。給料の殆どをこっちに回してるそうじゃないか。よかったら、ウチからも少し・・・」
織「オヤジさんからは場所を与えてもらって感謝してる。それに俺はこの店の�稀哩が喰えるだけで充分だ」

私は少し前にAちゃんから聞いた話を思い出した

A『さく は、2年前の龍頭抗争で居場所を失った子供達を養っているんです』

太「決して殺さず、凄腕なのに出世に興味が無く、孤児を5人養うマフィア、織田作之助」

私はポツリと呟いた

太「変わってるねぇ。マフィアの中でも1番変わってるよ」
織「お前には云われたくない」
織「太宰、此処で何してる?」
太「報告をと思ってね。あれから色々と解ったよ。特に敵について」
織「・・・オヤジさん、少し外して貰えるか?」
店主「解った。客が来たら呼んでくれ」

そう云って、おじさんは厨房の奥へと姿を消した

失った資格:織田side→←子供達:織田side



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モネ(プロフ) - 私も続編見たいです!よければお願いします。 (2017年6月12日 0時) (レス) id: 57cb94f2b9 (このIDを非表示/違反報告)
日ノ月 奏(プロフ) - 続編、見てみたいです。もしよければ、作って欲しいです! (2017年6月11日 21時) (レス) id: 38798ae39c (このIDを非表示/違反報告)
らいおん@蜜柑ニート - 続編見たいです!!出来れば作って頂きたい! (2017年2月19日 4時) (レス) id: 32d25253d2 (このIDを非表示/違反報告)
千夜(プロフ) - 僕も、続編出来れば作ってほしいです! (2017年1月7日 12時) (レス) id: fdb6de8cbc (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 面白いです!続編、出来れば作って欲しいです! (2016年12月26日 16時) (レス) id: 924108a693 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華吹紫亜 | 作成日時:2016年11月26日 14時

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